March 21, 2009
鼓勵此網誌:1
01. 酒呑童子(しゅてんどうじ)
02. 兰(あららぎ)
03. がしゃ髑髅
04. 野衾忍法帖(むささびにんぽうちょう)
05. 红叶
06. 青坊主(あおぼうず)
07. 魃(ひでりがみ)
08. しょうけら
09. 鬼一口(おにひとくち)
10. 道成寺蛇ノ狱(どうじょうじくちなわのごく)
11. 镇魂の歌(たましずめのうた)
12. にょろにょろ
酒呑童子
赤るも 伦护(たぐいまぶ)り 私慝(しとく)を 咎(とが)められど
等闲(なおざり) 午睡(ごすい)の余花(よか) 解け合う 故抔亡(ゆえなどな)く
刻を 遗す 鬼の名 彩(だ)み
孳尾(じび)の尽(まま)に
噫(ああ) 是(かく)も 嶮(けだ)し 山(むれ)を 何故(なにゆえ) 徒跣(かちはだし)で
趾(あしゆび) 尖锐(せんえい)なる 爪こそ 化人(けにん)の瑕(きず)
刻を 遗す 鬼の名 彩(だ)み
孳尾(じび)の尽(まま)に
女(めす)に 窭(やつ)した 谋(たばか)りの纲を 振り解いて
芸に 傲(おご)った 金色(こんじき)の时雨(しぐれ)降り乱れて
光辉(こうき)を 頼る 者を
嘲(あざけ)る 义は 无かれど
僧に 窭(やつ)した ト部(うらべ)の礼言(いやごと)振り落として
酒(ささ)に 盛られた 贞しき光を 振り払って
暗夜(あんや)を贬(おと)す者に
谄(へつら)う 気は 更 无し
谗诬(ざんぶ)の海 繋缚(けばく)の河 溺(おぼ)ほす意趣(いしゅ)なら 空(あだ)し
流刑(るけい)の脓(うみ) 泥犂(ないり)の苛(か)は 甘噛(あまが)みか 歪(いびつ)なり
***** ***** ***** ***** ***** ***** ***** ***** ***** *****
兰
此の群青が 朱に染まる
其の私语が 无下に舞い散る
运命の糸なら 疾うに斩り舍てた
己の択りし途 供の螺旋を 堕つる
胸の 逝き场を 探して
冱てる 孤独を 止めて
遥に 渗む 肱の傍に
只 君の 随意に
此の乱声が やけに离る
其の騒めきが 无碍に过ぎ行く
运命の异図なら 问うにも及ばぬ
戻れぬ丈の途 坠の螺旋を 升る
胸の 逝き场を 探して
冱てる 孤独を 止めて
遥に 渗む 肱の傍に
只 君の 随意に
灭び消ゆる 我が身の
傍で殉ふ 怜れさよ
せめて过ぐる 来ん世は 轮廻の果てに
重ねて见ゆる 风と月とぞ
胸の 逝き场を 探して
埋ける 相座 求めて
遥に 渗む 无间の空へ
此の随 束に微睡む
***** ***** ***** ***** ***** ***** ***** ***** ***** *****
がしゃ髑髅
尸と尸が寄り合いて
伽蓝の眼は虚く洞 (髅)
夜の黙を裂く
风が がしゃりと鸣りゃあ
化坛掲げた腕 暗を震わす
轰くは 怒号
去らねば 喰らう迄
骨と骨が组み合いて
见上げる躯で隠る月 (髅)
夜の荒野を往く
脚が ぴたり止まりゃあ
诸に 笑けた臑 薮を耕す
轰くは 怒号
然为れば 喰らう迄
もう 逃げられまい
瞬く间に 饵食まれる
眼を 闭じる刻が 今生の 别れ
此処に 朽ち果てる
去らねば 喰らう迄
尸と 混ぜる迄
***** ***** ***** ***** ***** ***** ***** ***** ***** *****
野衾忍法帖
小人なら 语るに落ちる
大人とて 猿の笔が滑る
行き摩りの 皆様は 物见笠 素见騒きか
偶人なら 骗るに堕ちる
厌人とて 恋うること忘らぬ
行き摩りの 皆様は 物见笠 素见騒きか
知らぬを 只 贬め
见えぬを 只 推し遣る
吐いた唾 饮まねば解らぬ
御座なりを 已めて 奇ぶ 火を灯す
疑りを 込めて 怪士を爱でる
知らぬを 只 贬め
见えぬを 只 推し遣る
知らぬを 只 知らせて
见えぬを 只 见遣りて
要らぬを 只 聴して
食えぬを 只 往なして
刮ぎ见れば ひらりと野衾
***** ***** ***** ***** ***** ***** ***** ***** ***** *****
红葉
然様(そう) 捜(さが)しける 鬼女(おにめ)は
现在(いま)の 忧(う)き名(な) 此(こ)の身(み)の 処遇(しょぐう)
もう 逃(に)げられぬ 山鸟(やまどり) 声(こえ)を 聴(き)くは 情(こころ)
呜呼(ああ) 罅(は)ぜるは 刹那(せつな)の梦(ゆめ)
小乌(こがらす)なら 一太刀(ひとたち)で 逝(ゆ)ける
其(そ)の手(て)を 差(さ)し向(む)ける前(まえ)に
言选(ことえ)りを 愿(ねが)い上(あ)げる
皇(すめら)に 传(かしづ)かる 贵方(あなた)に
せめても 手向(たむ)く迄(まで)迄
左右(そう) 顽(かたくな)に 端张(はたば)る
汝(いまし) 声(こえ)は 灭(ほろ)びの 呪文(じゅもん)
念(もう)う 嗾(けしか)けし 主(あるじ)は 曾(かつ)て 恋(こ)いし 男(ひと)
呜呼(ああ) 疏解(そかい)は 只(ただ) 一言(ひとこと)
凩(こがらし)など 吹(ふ)く暇(ひま)も 要(い)らぬ
其(そ)の手(て)を 差(さ)し向(む)ける前(まえ)に
言选(ことえ)りを 愿(ねが)い上(あ)げる
皇(すめら)に 传(かしづ)かる 贵方(あなた)に
せめても 手向(たむ)く迄(まで)
呜呼(ああ) 罅(は)ぜるは 刹那(せつな)の梦(ゆめ)
小乌(こがらす)なと 小太刀(おだち)なと 参(まい)れ
両手(りょうて)を 差(さ)し仰(あお)ぐ前(まえ)に
此(こ)の髪(かみ)を 纳(おさ)め赐(たま)え
泪(なみだ)に 暮(く)れ果(は)てる 此(こ)の子(こ)に
别离(わかれ)を 诧(わ)びる为(ため)
***** ***** ***** ***** ***** ***** ***** ***** ***** *****
青坊主
钟の鸣る间に 忧(う)き世は反(かえ)る 然(さ)れど 我が身は
明日をも知れぬ 揺り返す 取沙汰(とりざた)に 身を委(ゆだ)ね
喷(ふ)き上げる 傀儡(かいらい)のまやかしに 抄(すく)われる
乱人(らんにん) 势人(せいにん) 业人(ごうにん)
夺って 一つ 鬼の颈(くび) 乱饮(らんいん) 声韵(せいいん) 强引
威张(いば)っちゃ居(お)らぬ 世迷(よま)いの句(く)
鹤の鸣く间に 寝る子は育つ 然(さ)れば 渡るは
世俗(せぞく)の海路(うみじ) 缲り返す 过(あやま)ちを
文(かざ)り付け 汲(く)み上げる甘露(あまつゆ)の恩恵(おんけい)に
魅(み)せられる 乱人(らんにん) 势人(せいにん) 业人(ごうにん)
穿(うが)って 二つ 鬼の颈(くび) 乱饮(らんいん) 声韵(せいいん)
强引 威张(いば)っちゃ居(お)らぬ 世迷(よま)いの句(く)
穏座(おんざ)も 顿挫(とんざ)も せざる 因(よすが)の
俎(まないた)に 鱼(うお)が 跳ねて 俟(ま)つなら
乱人(らんにん) 势人(せいにん) 业人(ごうにん)
夺(うば)って要(い)らぬ 鬼の颈(くび)
乱饮(らんいん) 声韵(せいいん) 强引(ごういん)
茹(う)だっちゃ居るが 世迷(よま)いを戯(たわ)る
***** ***** ***** ***** ***** ***** ***** ***** ***** *****
魃
へんげんじざい)の 擦れ枯らし 折柄(おりから)飞び出し
大上段(だいじょうだん)御托(ごたく)を并べて 小五月蝿(こうるさ)く
居直(いなお)る构(かま)えで 澄まし颜
呜呼 如何(いか)でか 偏(こず)み 睨(ね)める 目指し
超えて 超えて 堪(こた)える为 燃えて 燃えて 闷(もだ)える程
异端(いたん)の锁(くさり) 飞び散る顷に 肥えて 肥えて 応える为
萌えて 萌えて 贳わずとも 浑(すべ)て终わりて 飞び去る様に
俄然(がぜん)と惮(はばか)る 谷溃(ごくつぶ)し 折(おり)しも
駆け抜け 抜け駆けと 薀蓄倾(うんちくかたむ)け 小贤(こざか)しく
流行りも 廃(すた)りも 受け容(い)れぬ
呜呼 如何(いか)でか 疎(うど)み 责める 根差(ねざ)し
超えて 超えて 堪える为 燃えて 燃えて 闷える程
异端の锁 飞び散る顷に 肥えて 肥えて 応える为
萌えて 萌えて 贳わずとも 浑て终わりて 飞び去る様に
超えて 超えて 堪える为 燃えて 燃えて 闷える程
异端の锁 飞び散る顷に 肥えて 肥えて 応える为
萌えて 萌えて 贳わずとも 浑て终わりて 飞び去る様に
***** ***** ***** ***** ***** ***** ***** ***** ***** *****
しょうけら
胸の奥で 三尸(むし)が騒ぐなら がいな声で 皆で おらびなはい
无理な にわく からうより 歌が响けば 踊り出す
彼方此方(あちこち) まっことに 其方此方(そちこち) 言いよらい
唯々(いい)の花が舞う (唯(はい) 唯(はい) 唯(はい))
彼方此方 见事に 其方此方 舞いよらい
天まで届け (唯(はい))
腹の底で 声を张り上げて
ねぬぞ ねたかぞ ねたかぞ ねぬば と おおけなこと うずむより
拍子を打てば もんてくる
彼方此方 まっことに 其方此方 言いよらい
唯々の花が舞う (唯 唯 唯)
彼方此方 见事に 其方此方 舞いよらい
天まで届け (唯)
彼方此方 まっことに 其方此方 言いよらい
唯々の花が舞う (唯 唯 唯)
彼方此方 见事に 其方此方 舞いよらい
名残惜(なごりお)しいけん もう一辺(いっぺん)
彼方此方 まっことに 其方此方 言いよらい
唯々の花が舞う (唯 唯 唯)
彼方此方 见事に 其方此方 舞いよらい
コレデオシマイ (唯)
***** ***** ***** ***** ***** ***** ***** ***** ***** *****
鬼一口
异里(ことさと)外(はず)れの 荒屋(あばらや)に 人喰らう
鬼の 在りという
(座(わ)す 座(わ)す 座(わ)す) 蓦然(ばくぜん)
(座す 座す 座す)独行(どっこう)
(座す 座す 座す)辣腕(らつわん)
(座す 座す 座す)べっかっこう
电光石火(でんこうせっか)の 早业(はやわざ)に たじろぐ
声(こえ)すら 喰らいけり
(座(わ)す 座(わ)す 座(わ)す) 蓦然(ばくぜん)
(座す 座す 座す)独行(どっこう
(座す 座す 座す)辣腕(らつわん)
(座す 座す 座す)べっかっこう
戦(おのの)く 刹那(せつな)に 鬼が嗤(わら)う 响动(どよ)めく
间も无く 鬼が屠(ほふ)る
あな忧(う)や いとも あられ无き 末期(まつご)劫火(ごうか)で
炙(あぶ)る 拷(ごう)と 比(くら)ぶれば
许(ばか)りか 宁(むし)ろ 未练など 无いも もう直(じき)
我(われ)を 噛砕(ごうさい)が 攫(さら)う
宛(さなが)ら 牙(きば)の 尖(する)どさときたら 褴褛(らんる)の
如(ごと)く 肉を 引き裂(さ)こう 恐(おそ)れる 胸が
早钟(はやがね)を 鸣らし 死に逝く 我を 恐悸(きょうき)へと
攫(さら)う 戦(おのの)く 刹那(せつな)に 鬼が嗤(わら)う
响动(どよ)めく 间も无く 鬼が屠(ほふ)る 蠢(うごめ)く
刹那(せつな)に 鬼が嗤(わら)う 阿(あ)と吐(は)く 间も无く
おくびと化(か)す
***** ***** ***** ***** ***** ***** ***** ***** ***** *****
道成寺蛇ノ狱
限ない 暗を 擦りて 仄白い 雨が降る
濡つる 螟蛾の 翅を 穏やかに 捥ぎ落とす
もう 何も 视えぬ 疟の中 深く 深く 沈みたい
止まない 雨を 集めて 仄暗い 暗が 眩る
时雨れることも 忘れた 眼鞘を 闭ざす为
もう 谁も 知らぬ 黄泉国の底
ずっと ずっと 焼かれたい
呜呼 恋の歌を 呜呼 彼に伝えて
呜呼 远き风に 爱おしき 声を聴く
旅の 縁に 戯れて 诳した 女
见目丽しく 艶事欠かぬ 色女
何时か 番うと 容易く 包め 枕いて
毕るや否や 穴を卷くりて 帰路へ
何処へ 失せた 爱しき 男
失われたのは 花
决して 违わぬ 贵方の 匂い
诈りの 业に 泣いて
此の尽 往かないで 彼の日が 堕ちてゆく
顽に迫る 蛇心の娇笑 抗い 鳔胶も无く
戯言の契りを 片腹痛しと 足蹴にすれども 无駄
呜呼 せめて 只 一言「其方恋し」と 闻かせて
嘘でも 伪りでも どうか 其の傍に 居させて
噫 逢瀬 重ね重ね 恋うる(冻る)心 更に(新に)燃え上がる(冷めてゆく)
立ち笼める 夏霞 憧れは 泡と消ゆる
止めどなく 流れ 落つるは 悔いの泪 贵方を信じて
野辺に 咲く 花にさえ 怜れびを 向けように
人でなく 畜生の 道を 只 这いずれば
「恋いもせぬわ」と
余りと言えば 余りな言い种
脔が烂れる 残酷の雨 蛇の狱の中
生きて帰さぬ 骨も残さぬ 其の罪を 悔いて死ね
今更 呼ばないで もう直 楽になる
爱しい 人を 杀めた 赎いの 雨が降る
止まない雨を 集めた 滚つ瀬に 身を委す
***** ***** ***** ***** ***** ***** ***** ***** ***** *****
镇魂の歌
足音响(あのとひび)かせて 丛立(むらだち)は勇(いさ)む
いざや鬼殿(おにどの)へ その首を讨(う)たんと
暮れ悬(か)かる空に 昔时(せきじ)を打ち舍て
守らう俤(おもかげ) 睑(まなぶた)に紊(みだ)れる
焔(ほむら)を掲(かか)げよ 哄(とき)の声を呼ぶ
今宵帰(よこいかえ)る 道などいらぬ
朽ち果てたこの骨に 唯(ただ)花が咲けば良い
荒(あら)ぶる爪牙(そうが)に 尸累々(かばねるいるい)と
在りし日の梦は 散(ち)り散(ぢ)りに毁(こぼ)れる
血に濡れた友の 唇は歌う さらば爱(いと)し子よ 健やかに生きよと
其の歌を刃(やいば)に 竦(すく)む足を駆(か)る
语(かた)り継(つ)がう 名前はいらぬ
朽ち果てたこの骨に 唯 花が咲けば良い
いつか时は 総てを浚(さら)い 光射(ひかりさ)す この阜(おか)を
また幼子(おさなご)は駈けるだろう
寄り添い往(ゆ)く 生き世は失(う)せど 骨に咲く其の花に
君が微笑めば良い
***** ***** ***** ***** ***** ***** ***** ***** ***** *****
にょろにょろ
髫髪子(うないご)の 手房(たぶさ)へ
明日の 火を灯す
梦现(ゆめうつつ)の 光りかの 藁(わら)
もがる 宇宙の彼方へ
投(な)いだ手を 延ばせば
未(ま)だ 产まれ立ての无穷(むきゅう)の
才(かど)は 垂(しだ)らない故(から)
心が 滑り堕ちるときは
冀望(きぼう)の数より 爱(かな)しさだけ
求めた 如何(どう)して
胸が 热(ほと)る ときは
郁(ふさ)いだ 悄気込(しょげこ)みも
空に消えた
幼気(いたいけ)を携(たずさ)え
啧(さいな)む悲(ひ)を躱(かわ)す
梦心地の 赤らかの 末那(まな) さあ
おがる 仔虫(しちゅう)の贵方へ
涕(なみだ)を 取り成せば 未だ
忘れ挂けの 梦中の 窗(まど)は
无くさない故(から)
何かを 成せる 意志の
在り処(か)何処(いずこ)はあれども
此処(ここ)では无いと 拨(は)ねた
然(そ)うして 辿(たど)り著いた海は
淀(よど)んだ 斑声(むらごえ)も 若音(わかね)に変えて
幼気(いたいけ)を 携(たずさ)え
啧(さいな)む 悲(ひ)を 躱(かわ)す
梦心地の 赤らかの 末那(まな) さあ
おがる 仔虫(しちゅう)の贵方へ
涕(なみだ)を 取り成せば
未だ 忘れ挂けの 梦中の
窗(まど)は 无くさない故(から)
幼心(おさなごころ)开く
有りっ丈(ありったけ)の祈り
毙(たお)れても 手折(たお)れても 无くしたくないもの
离れても 露に 濡れても
忘らぬ 言叶
髫髪子(うないご)の 手房(たぶさ)へ
明日の 火を灯す
梦现(ゆめうつつ)の 光りかの 藁(わら) さあ
もがる 宇宙の彼方へ
投いだ手を 延ばせば
未(ま)だ 产まれ立ての 无穷(むきゅう)の
才(かど)は 垂(しだ)らない 萎(しお)れない
薨(みまか)らない故(から)
02. 兰(あららぎ)
03. がしゃ髑髅
04. 野衾忍法帖(むささびにんぽうちょう)
05. 红叶
06. 青坊主(あおぼうず)
07. 魃(ひでりがみ)
08. しょうけら
09. 鬼一口(おにひとくち)
10. 道成寺蛇ノ狱(どうじょうじくちなわのごく)
11. 镇魂の歌(たましずめのうた)
12. にょろにょろ
酒呑童子
赤るも 伦护(たぐいまぶ)り 私慝(しとく)を 咎(とが)められど
等闲(なおざり) 午睡(ごすい)の余花(よか) 解け合う 故抔亡(ゆえなどな)く
刻を 遗す 鬼の名 彩(だ)み
孳尾(じび)の尽(まま)に
噫(ああ) 是(かく)も 嶮(けだ)し 山(むれ)を 何故(なにゆえ) 徒跣(かちはだし)で
趾(あしゆび) 尖锐(せんえい)なる 爪こそ 化人(けにん)の瑕(きず)
刻を 遗す 鬼の名 彩(だ)み
孳尾(じび)の尽(まま)に
女(めす)に 窭(やつ)した 谋(たばか)りの纲を 振り解いて
芸に 傲(おご)った 金色(こんじき)の时雨(しぐれ)降り乱れて
光辉(こうき)を 頼る 者を
嘲(あざけ)る 义は 无かれど
僧に 窭(やつ)した ト部(うらべ)の礼言(いやごと)振り落として
酒(ささ)に 盛られた 贞しき光を 振り払って
暗夜(あんや)を贬(おと)す者に
谄(へつら)う 気は 更 无し
谗诬(ざんぶ)の海 繋缚(けばく)の河 溺(おぼ)ほす意趣(いしゅ)なら 空(あだ)し
流刑(るけい)の脓(うみ) 泥犂(ないり)の苛(か)は 甘噛(あまが)みか 歪(いびつ)なり
***** ***** ***** ***** ***** ***** ***** ***** ***** *****
兰
此の群青が 朱に染まる
其の私语が 无下に舞い散る
运命の糸なら 疾うに斩り舍てた
己の択りし途 供の螺旋を 堕つる
胸の 逝き场を 探して
冱てる 孤独を 止めて
遥に 渗む 肱の傍に
只 君の 随意に
此の乱声が やけに离る
其の騒めきが 无碍に过ぎ行く
运命の异図なら 问うにも及ばぬ
戻れぬ丈の途 坠の螺旋を 升る
胸の 逝き场を 探して
冱てる 孤独を 止めて
遥に 渗む 肱の傍に
只 君の 随意に
灭び消ゆる 我が身の
傍で殉ふ 怜れさよ
せめて过ぐる 来ん世は 轮廻の果てに
重ねて见ゆる 风と月とぞ
胸の 逝き场を 探して
埋ける 相座 求めて
遥に 渗む 无间の空へ
此の随 束に微睡む
***** ***** ***** ***** ***** ***** ***** ***** ***** *****
がしゃ髑髅
尸と尸が寄り合いて
伽蓝の眼は虚く洞 (髅)
夜の黙を裂く
风が がしゃりと鸣りゃあ
化坛掲げた腕 暗を震わす
轰くは 怒号
去らねば 喰らう迄
骨と骨が组み合いて
见上げる躯で隠る月 (髅)
夜の荒野を往く
脚が ぴたり止まりゃあ
诸に 笑けた臑 薮を耕す
轰くは 怒号
然为れば 喰らう迄
もう 逃げられまい
瞬く间に 饵食まれる
眼を 闭じる刻が 今生の 别れ
此処に 朽ち果てる
去らねば 喰らう迄
尸と 混ぜる迄
***** ***** ***** ***** ***** ***** ***** ***** ***** *****
野衾忍法帖
小人なら 语るに落ちる
大人とて 猿の笔が滑る
行き摩りの 皆様は 物见笠 素见騒きか
偶人なら 骗るに堕ちる
厌人とて 恋うること忘らぬ
行き摩りの 皆様は 物见笠 素见騒きか
知らぬを 只 贬め
见えぬを 只 推し遣る
吐いた唾 饮まねば解らぬ
御座なりを 已めて 奇ぶ 火を灯す
疑りを 込めて 怪士を爱でる
知らぬを 只 贬め
见えぬを 只 推し遣る
知らぬを 只 知らせて
见えぬを 只 见遣りて
要らぬを 只 聴して
食えぬを 只 往なして
刮ぎ见れば ひらりと野衾
***** ***** ***** ***** ***** ***** ***** ***** ***** *****
红葉
然様(そう) 捜(さが)しける 鬼女(おにめ)は
现在(いま)の 忧(う)き名(な) 此(こ)の身(み)の 処遇(しょぐう)
もう 逃(に)げられぬ 山鸟(やまどり) 声(こえ)を 聴(き)くは 情(こころ)
呜呼(ああ) 罅(は)ぜるは 刹那(せつな)の梦(ゆめ)
小乌(こがらす)なら 一太刀(ひとたち)で 逝(ゆ)ける
其(そ)の手(て)を 差(さ)し向(む)ける前(まえ)に
言选(ことえ)りを 愿(ねが)い上(あ)げる
皇(すめら)に 传(かしづ)かる 贵方(あなた)に
せめても 手向(たむ)く迄(まで)迄
左右(そう) 顽(かたくな)に 端张(はたば)る
汝(いまし) 声(こえ)は 灭(ほろ)びの 呪文(じゅもん)
念(もう)う 嗾(けしか)けし 主(あるじ)は 曾(かつ)て 恋(こ)いし 男(ひと)
呜呼(ああ) 疏解(そかい)は 只(ただ) 一言(ひとこと)
凩(こがらし)など 吹(ふ)く暇(ひま)も 要(い)らぬ
其(そ)の手(て)を 差(さ)し向(む)ける前(まえ)に
言选(ことえ)りを 愿(ねが)い上(あ)げる
皇(すめら)に 传(かしづ)かる 贵方(あなた)に
せめても 手向(たむ)く迄(まで)
呜呼(ああ) 罅(は)ぜるは 刹那(せつな)の梦(ゆめ)
小乌(こがらす)なと 小太刀(おだち)なと 参(まい)れ
両手(りょうて)を 差(さ)し仰(あお)ぐ前(まえ)に
此(こ)の髪(かみ)を 纳(おさ)め赐(たま)え
泪(なみだ)に 暮(く)れ果(は)てる 此(こ)の子(こ)に
别离(わかれ)を 诧(わ)びる为(ため)
***** ***** ***** ***** ***** ***** ***** ***** ***** *****
青坊主
钟の鸣る间に 忧(う)き世は反(かえ)る 然(さ)れど 我が身は
明日をも知れぬ 揺り返す 取沙汰(とりざた)に 身を委(ゆだ)ね
喷(ふ)き上げる 傀儡(かいらい)のまやかしに 抄(すく)われる
乱人(らんにん) 势人(せいにん) 业人(ごうにん)
夺って 一つ 鬼の颈(くび) 乱饮(らんいん) 声韵(せいいん) 强引
威张(いば)っちゃ居(お)らぬ 世迷(よま)いの句(く)
鹤の鸣く间に 寝る子は育つ 然(さ)れば 渡るは
世俗(せぞく)の海路(うみじ) 缲り返す 过(あやま)ちを
文(かざ)り付け 汲(く)み上げる甘露(あまつゆ)の恩恵(おんけい)に
魅(み)せられる 乱人(らんにん) 势人(せいにん) 业人(ごうにん)
穿(うが)って 二つ 鬼の颈(くび) 乱饮(らんいん) 声韵(せいいん)
强引 威张(いば)っちゃ居(お)らぬ 世迷(よま)いの句(く)
穏座(おんざ)も 顿挫(とんざ)も せざる 因(よすが)の
俎(まないた)に 鱼(うお)が 跳ねて 俟(ま)つなら
乱人(らんにん) 势人(せいにん) 业人(ごうにん)
夺(うば)って要(い)らぬ 鬼の颈(くび)
乱饮(らんいん) 声韵(せいいん) 强引(ごういん)
茹(う)だっちゃ居るが 世迷(よま)いを戯(たわ)る
***** ***** ***** ***** ***** ***** ***** ***** ***** *****
魃
へんげんじざい)の 擦れ枯らし 折柄(おりから)飞び出し
大上段(だいじょうだん)御托(ごたく)を并べて 小五月蝿(こうるさ)く
居直(いなお)る构(かま)えで 澄まし颜
呜呼 如何(いか)でか 偏(こず)み 睨(ね)める 目指し
超えて 超えて 堪(こた)える为 燃えて 燃えて 闷(もだ)える程
异端(いたん)の锁(くさり) 飞び散る顷に 肥えて 肥えて 応える为
萌えて 萌えて 贳わずとも 浑(すべ)て终わりて 飞び去る様に
俄然(がぜん)と惮(はばか)る 谷溃(ごくつぶ)し 折(おり)しも
駆け抜け 抜け駆けと 薀蓄倾(うんちくかたむ)け 小贤(こざか)しく
流行りも 廃(すた)りも 受け容(い)れぬ
呜呼 如何(いか)でか 疎(うど)み 责める 根差(ねざ)し
超えて 超えて 堪える为 燃えて 燃えて 闷える程
异端の锁 飞び散る顷に 肥えて 肥えて 応える为
萌えて 萌えて 贳わずとも 浑て终わりて 飞び去る様に
超えて 超えて 堪える为 燃えて 燃えて 闷える程
异端の锁 飞び散る顷に 肥えて 肥えて 応える为
萌えて 萌えて 贳わずとも 浑て终わりて 飞び去る様に
***** ***** ***** ***** ***** ***** ***** ***** ***** *****
しょうけら
胸の奥で 三尸(むし)が騒ぐなら がいな声で 皆で おらびなはい
无理な にわく からうより 歌が响けば 踊り出す
彼方此方(あちこち) まっことに 其方此方(そちこち) 言いよらい
唯々(いい)の花が舞う (唯(はい) 唯(はい) 唯(はい))
彼方此方 见事に 其方此方 舞いよらい
天まで届け (唯(はい))
腹の底で 声を张り上げて
ねぬぞ ねたかぞ ねたかぞ ねぬば と おおけなこと うずむより
拍子を打てば もんてくる
彼方此方 まっことに 其方此方 言いよらい
唯々の花が舞う (唯 唯 唯)
彼方此方 见事に 其方此方 舞いよらい
天まで届け (唯)
彼方此方 まっことに 其方此方 言いよらい
唯々の花が舞う (唯 唯 唯)
彼方此方 见事に 其方此方 舞いよらい
名残惜(なごりお)しいけん もう一辺(いっぺん)
彼方此方 まっことに 其方此方 言いよらい
唯々の花が舞う (唯 唯 唯)
彼方此方 见事に 其方此方 舞いよらい
コレデオシマイ (唯)
***** ***** ***** ***** ***** ***** ***** ***** ***** *****
鬼一口
异里(ことさと)外(はず)れの 荒屋(あばらや)に 人喰らう
鬼の 在りという
(座(わ)す 座(わ)す 座(わ)す) 蓦然(ばくぜん)
(座す 座す 座す)独行(どっこう)
(座す 座す 座す)辣腕(らつわん)
(座す 座す 座す)べっかっこう
电光石火(でんこうせっか)の 早业(はやわざ)に たじろぐ
声(こえ)すら 喰らいけり
(座(わ)す 座(わ)す 座(わ)す) 蓦然(ばくぜん)
(座す 座す 座す)独行(どっこう
(座す 座す 座す)辣腕(らつわん)
(座す 座す 座す)べっかっこう
戦(おのの)く 刹那(せつな)に 鬼が嗤(わら)う 响动(どよ)めく
间も无く 鬼が屠(ほふ)る
あな忧(う)や いとも あられ无き 末期(まつご)劫火(ごうか)で
炙(あぶ)る 拷(ごう)と 比(くら)ぶれば
许(ばか)りか 宁(むし)ろ 未练など 无いも もう直(じき)
我(われ)を 噛砕(ごうさい)が 攫(さら)う
宛(さなが)ら 牙(きば)の 尖(する)どさときたら 褴褛(らんる)の
如(ごと)く 肉を 引き裂(さ)こう 恐(おそ)れる 胸が
早钟(はやがね)を 鸣らし 死に逝く 我を 恐悸(きょうき)へと
攫(さら)う 戦(おのの)く 刹那(せつな)に 鬼が嗤(わら)う
响动(どよ)めく 间も无く 鬼が屠(ほふ)る 蠢(うごめ)く
刹那(せつな)に 鬼が嗤(わら)う 阿(あ)と吐(は)く 间も无く
おくびと化(か)す
***** ***** ***** ***** ***** ***** ***** ***** ***** *****
道成寺蛇ノ狱
限ない 暗を 擦りて 仄白い 雨が降る
濡つる 螟蛾の 翅を 穏やかに 捥ぎ落とす
もう 何も 视えぬ 疟の中 深く 深く 沈みたい
止まない 雨を 集めて 仄暗い 暗が 眩る
时雨れることも 忘れた 眼鞘を 闭ざす为
もう 谁も 知らぬ 黄泉国の底
ずっと ずっと 焼かれたい
呜呼 恋の歌を 呜呼 彼に伝えて
呜呼 远き风に 爱おしき 声を聴く
旅の 縁に 戯れて 诳した 女
见目丽しく 艶事欠かぬ 色女
何时か 番うと 容易く 包め 枕いて
毕るや否や 穴を卷くりて 帰路へ
何処へ 失せた 爱しき 男
失われたのは 花
决して 违わぬ 贵方の 匂い
诈りの 业に 泣いて
此の尽 往かないで 彼の日が 堕ちてゆく
顽に迫る 蛇心の娇笑 抗い 鳔胶も无く
戯言の契りを 片腹痛しと 足蹴にすれども 无駄
呜呼 せめて 只 一言「其方恋し」と 闻かせて
嘘でも 伪りでも どうか 其の傍に 居させて
噫 逢瀬 重ね重ね 恋うる(冻る)心 更に(新に)燃え上がる(冷めてゆく)
立ち笼める 夏霞 憧れは 泡と消ゆる
止めどなく 流れ 落つるは 悔いの泪 贵方を信じて
野辺に 咲く 花にさえ 怜れびを 向けように
人でなく 畜生の 道を 只 这いずれば
「恋いもせぬわ」と
余りと言えば 余りな言い种
脔が烂れる 残酷の雨 蛇の狱の中
生きて帰さぬ 骨も残さぬ 其の罪を 悔いて死ね
今更 呼ばないで もう直 楽になる
爱しい 人を 杀めた 赎いの 雨が降る
止まない雨を 集めた 滚つ瀬に 身を委す
***** ***** ***** ***** ***** ***** ***** ***** ***** *****
镇魂の歌
足音响(あのとひび)かせて 丛立(むらだち)は勇(いさ)む
いざや鬼殿(おにどの)へ その首を讨(う)たんと
暮れ悬(か)かる空に 昔时(せきじ)を打ち舍て
守らう俤(おもかげ) 睑(まなぶた)に紊(みだ)れる
焔(ほむら)を掲(かか)げよ 哄(とき)の声を呼ぶ
今宵帰(よこいかえ)る 道などいらぬ
朽ち果てたこの骨に 唯(ただ)花が咲けば良い
荒(あら)ぶる爪牙(そうが)に 尸累々(かばねるいるい)と
在りし日の梦は 散(ち)り散(ぢ)りに毁(こぼ)れる
血に濡れた友の 唇は歌う さらば爱(いと)し子よ 健やかに生きよと
其の歌を刃(やいば)に 竦(すく)む足を駆(か)る
语(かた)り継(つ)がう 名前はいらぬ
朽ち果てたこの骨に 唯 花が咲けば良い
いつか时は 総てを浚(さら)い 光射(ひかりさ)す この阜(おか)を
また幼子(おさなご)は駈けるだろう
寄り添い往(ゆ)く 生き世は失(う)せど 骨に咲く其の花に
君が微笑めば良い
***** ***** ***** ***** ***** ***** ***** ***** ***** *****
にょろにょろ
髫髪子(うないご)の 手房(たぶさ)へ
明日の 火を灯す
梦现(ゆめうつつ)の 光りかの 藁(わら)
もがる 宇宙の彼方へ
投(な)いだ手を 延ばせば
未(ま)だ 产まれ立ての无穷(むきゅう)の
才(かど)は 垂(しだ)らない故(から)
心が 滑り堕ちるときは
冀望(きぼう)の数より 爱(かな)しさだけ
求めた 如何(どう)して
胸が 热(ほと)る ときは
郁(ふさ)いだ 悄気込(しょげこ)みも
空に消えた
幼気(いたいけ)を携(たずさ)え
啧(さいな)む悲(ひ)を躱(かわ)す
梦心地の 赤らかの 末那(まな) さあ
おがる 仔虫(しちゅう)の贵方へ
涕(なみだ)を 取り成せば 未だ
忘れ挂けの 梦中の 窗(まど)は
无くさない故(から)
何かを 成せる 意志の
在り処(か)何処(いずこ)はあれども
此処(ここ)では无いと 拨(は)ねた
然(そ)うして 辿(たど)り著いた海は
淀(よど)んだ 斑声(むらごえ)も 若音(わかね)に変えて
幼気(いたいけ)を 携(たずさ)え
啧(さいな)む 悲(ひ)を 躱(かわ)す
梦心地の 赤らかの 末那(まな) さあ
おがる 仔虫(しちゅう)の贵方へ
涕(なみだ)を 取り成せば
未だ 忘れ挂けの 梦中の
窗(まど)は 无くさない故(から)
幼心(おさなごころ)开く
有りっ丈(ありったけ)の祈り
毙(たお)れても 手折(たお)れても 无くしたくないもの
离れても 露に 濡れても
忘らぬ 言叶
髫髪子(うないご)の 手房(たぶさ)へ
明日の 火を灯す
梦现(ゆめうつつ)の 光りかの 藁(わら) さあ
もがる 宇宙の彼方へ
投いだ手を 延ばせば
未(ま)だ 产まれ立ての 无穷(むきゅう)の
才(かど)は 垂(しだ)らない 萎(しお)れない
薨(みまか)らない故(から)






















































