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決定
fiestadeity 在天空部落發表於23:19:05 | 独り話
 
 
決定要離開這裡了,應該吧。
 
很多很多不捨,但人生嘛,總要學會告別一些舊的東西然後迎接新的。
這個網誌陪我四年。終於,在今天我可以對它說聲謝謝、然後道別。
 
從我開始喜歡上太宰治的書的那一刻起,心裡就有很多東西起了變化也說不定。
 
知道為什麼、我用直治的遺書做為告別嗎?
不是因為我想死什麼的喔,不是這樣的。那是直治的故事,而我有我的故事。
 
不過,直治的遺書中有一點和我是一樣的。
 
 
 僕に、一つ、秘密があるんです。

 我有一個祕密。

 永いこと、秘めに秘めます。
 長久以來一直深藏心中。

 でも、僕は、その秘密を、絶対秘密のまま、とうとうこの世で誰にも打ち明けず、
 如果我絕對守密,不對任何人說,
 
 胸の奥に蔵して死んだならば、
 埋葬在心底而死去,
 
 僕のからだが火葬にされても、胸の裏だけが生 臭く焼け残るような気がします。
 那麼我的遺體火葬之後,只有胸膛深處會留下惡臭的燒痕。
 
 
很中二對吧?
 
但是,四年來這裡真的有一個祕密,或許我一輩子都無法對任何人說。
 
搬家不是逃避喔。已經沒有什麼好逃的了。
之前那部只有一面之緣的電影說過,「當人們躲起來的時候,或許只是希望被找到」。
其實這不算是一個提示,不過很接近我的感想了。
 
我愛你也愛你們,特別是你,那種深至靈魂的愛,我想我不會再給別人。
 
新網誌的網址我會主動扔給一些比較常在MSN上碰頭的人,剩下的也可以跟我拿,基本上只要是朋友我都會給啦XD不然有人想用辜狗辜出來的話我也沒意見就是了....反正不會鎖www
 
 
那麼就這樣了,用紅色的血文字作結吧。
 
我想,對我的神唱歌。

 
 

泣いてる
fiestadeity 在天空部落發表於21:09:55 | 独り話
 
 


 

 直治の遺書。

 姉さん。
 だめだ。さきに行くよ。
 僕は自分がなぜ生きていなければならないのか、それが全然わからないのです。

 生きていたい人だけは、生きるがよい。

 人間には生きる権利があると同様に、死ぬる権利もある筈です。

 僕のこんな考え方は、少しも新しいものでも何でも無く、こんな当り前の、それこそプリミチヴな事を、ひとはへんにこわがって、あからさまに口に出して言わないだけなんです。

 生きて行きたいひとは、どんな事をしても、必ず強く生き抜くべきであり、それは見事で、人間の栄冠とでもいうものも、きっとその辺にあるのでしょうが、しかし、死ぬことだって、罪では無いと思うんです。

 僕は、僕という草は、この世の空気と陽(ひ)の中に、生きにくいんです。生きて行くのに、どこか一つ欠けているんです。足りないんです。いままで、生きて来たのも、これでも、精一ぱいだったのです。

 僕は高等学校へはいって、僕の育って来た階級と全くちがう階級に育って来た強くたくましい草の友人と、はじめて附(つ)き合い、その勢いに押され、負けまいとして、麻薬を用い、半狂乱になって抵抗しました。それから兵隊になって、やはりそこでも、生きる最後の手段として阿片(アヘン)を用いました。姉さんには僕のこんな気持、わからねえだろうな。

 僕は下品になりたかった。強く、いや強暴になりたかった。そうして、それが、所謂(いわゆる)民衆の友になり得る唯一(ゆいいつ)の道だと思ったのです。お酒くらいでは、とても駄目だったんです。いつも、くらくら目まいをしていなければならなかったんです。そのためには、麻薬以外になかったのです。僕は、家を忘れなければならない。父の血に反抗しなければならない。母の優しさを、拒否しなければならない。姉に冷たくしなければならない。そうでなければ、あの民衆の部屋にはいる入場券が得られないと思っていたんです。

 僕は下品になりました。下品な言葉づかいをするようになりました。けれども、それは半分は、いや、六十パーセントは、哀れな附け焼刃でした。へたな小細工でした。民衆にとって、僕はやはり、キザったらしく乙(おつ)にすました気づまりの男でした。彼等は僕と、しんから打ち解けて遊んでくれはしないのです。しかし、また、いまさら捨てたサロンに帰ることも出来ません。いまでは僕の下品は、たとい六十パーセントは人工の附け焼刃でも、しかし、あとの四十パーセントは、ほんものの下品になっているのです。僕はあの、所謂上流サロンの鼻持ちならないお上品さには、ゲロが出そうで、一刻も我慢できなくなっていますし、また、あのおえらがたとか、お歴々とか称せられている人たちも、僕のお行儀の悪さに呆(あき)れてすぐさま放逐するでしょう。捨てた世界に帰ることも出来ず、民衆からは悪意に満ちたクソていねいの傍聴席を与えられているだけなんです。

 いつの世でも、僕のような謂(い)わば生活力が弱くて、欠陥のある草は、思想もクソも無いただおのずから消滅するだけの運命のものなのかも知れませんが、しかし、僕にも、少しは言いぶんがあるのです。とても僕には生きにくい、事情を感じているんです。

 人間は、みな、同じものだ。

 これは、いったい、思想でしょうか。僕はこの不思議な言葉を発明したひとは、宗教家でも哲学者でも芸術家でも無いように思います。民衆の酒場からわいて出た言葉です。蛆(うじ)がわくように、いつのまにやら、誰が言い出したともなく、もくもく湧(わ)いて出て、全世界を覆(おお)い、世界を気まずいものにしました。

 この不思議な言葉は、民主々義とも、またマルキシズムとも、全然無関係のものなのです。それは、かならず、酒場に於(お)いて醜男(ぶおとこ)が美男子に向って投げつけた言葉です。ただの、イライラです。嫉妬(しっと)です。思想でも何でも、ありゃしないんです。

 けれども、その酒場のやきもちの怒声が、へんに思想めいた顔つきをして民衆のあいだを練り歩き、民主々義ともマルキシズムとも全然、無関係の言葉の筈なのに、いつのまにやら、その政治思想や経済思想にからみつき、奇妙に下劣なあんばいにしてしまったのです。メフィストだって、こんな無茶な放言を、思想とすりかえるなんて芸当は、さすがに良心に恥じて、躊躇(ちゅうちょ)したかも知れません。

 人間は、みな、同じものだ。

 なんという卑屈な言葉であろう。人をいやしめると同時に、みずからをもいやしめ、何のプライドも無く、あらゆる努力を放棄せしめるような言葉。マルキシズムは、働く者の優位を主張する。同じものだ、などとは言わぬ。民主々義は、個人の尊厳を主張する。同じものだ、などとは言わぬ。ただ、牛太郎だけがそれを言う。「へへ、いくら気取ったって、同じ人間じゃねえか」

 なぜ、同じだと言うのか。優(すぐ)れている、と言えないのか。奴隷(どれい)根性の復讐(ふくしゅう)。

 けれども、この言葉は、実に猥(わい)せつで、不気味で、ひとは互いにおびえ、あらゆる思想が姦(かん)せられ、努力は嘲笑(ちょうしょう)せられ、幸福は否定せられ、美貌(びぼう)はけがされ、栄光は引きずりおろされ、所謂「世紀の不安」は、この不思議な一語からはっしていると僕は思っているんです。

 イヤな言葉だと思いながら、僕もやはりこの言葉に脅迫せられ、おびえて震えて、何を仕様としてもてれくさく、絶えず不安で、ドキドキして身の置きどころが無く、いっそ酒や麻薬の目まいに依(よ)って、つかのまの落ちつきを得たくて、そうして、めちゃくちゃになりました。

 弱いのでしょう。どこか一つ重大な欠陥のある草なのでしょう。また、何かとそんな小理屈(こりくつ)を並べたって、なあに、もともと遊びが好きなのさ、なまけ者の、助平の、身勝手な快楽児なのさ、とれいの牛太郎がせせら笑って言うかも知れません。そうして、僕はそう言われても、いままでは、ただてれて、あいまいに首肯していましたが、しかし、僕も死ぬに当って、一言、抗議めいた事を言って置きたい。

 姉さん。

 信じて下さい。

 僕は、遊んでも少しも楽しくなかったのです。快楽のイムポテンツなのかも知れません。僕はただ、貴族という自身の影法師から離れたくて、狂い、遊び、荒(すさ)んでいました。

 姉さん。

 いったい、僕たちに罪があるのでしょうか。貴族に生れたのは、僕たちの罪でしょうか。ただ、その家に生れただけに、僕たちは、永遠に、たとえばユダの身内の者みたいに、恐縮し、謝罪し、はにかんで生きていなければならない。

 僕は、もっと早く死ぬべきだった。しかし、たった一つ、ママの愛情。それを思うと、死ねなかった。人間は、自由に生きる権利を持っていると同時に、いつでも勝手に死ねる権利も持っているのだけれども、しかし、「母」の生きているあいだは、その死の権利は留保されなければならないと僕は考えているんです。それは同時に、「母」をも殺してしまう事になるのですから。

 いまはもう、僕が死んでも、からだを悪くするほど悲しむひともいないし、いいえ、姉さん、僕は知っているんです、僕を失ったあなたたちの悲しみはどの程度のものだか、いいえ、虚飾の感傷はよしましょう、あなたたちは、僕の死を知ったら、きっとお泣きになるでしょうが、しかし、僕の生きている苦しみと、そうしてそのイヤな生(ヴィ)から完全に解放される僕のよろこびを思ってみて下さったら、あなたたちのその悲しみは、次第に打ち消されて行く事と存じます。

 僕の自殺を非難し、あくまでも生き伸びるべきであった、と僕になんの助力も与えず口先だけで、したり顔に批判するひとは、陛下に菓物屋(くだものや)をおひらきなさるよう平気でおすすめ出来るほどの大偉人にちがいございませぬ。

 姉さん。

 僕は、死んだほうがいいんです。僕には、所謂、生活能力が無いんです。お金の事で、人と争う力が無いんです。僕は、人にたかる事さえ出来ないんです。上原さんと遊んでも、僕のぶんのお勘定は、いつも僕が払って来ました。上原さんは、それを貴族のケチくさいプライドだと言って、とてもいやがっていましたが、しかし、僕は、プライドで支払うのではなくて、上原さんのお仕事で得たお金で、僕がつまらなく飲み食いして、女を抱くなど、おそろしくて、とても出来ないのです。上原さんのお仕事を尊敬しているから、と簡単に言い切ってしまっても、ウソで、僕にも本当は、はっきりわかっていないんです。ただ、ひとのごちそうになるのが、そらおそろしいんです。殊(こと)にも、そのひとご自身の腕一本で得たお金で、ごちそうになるのは、つらくて、心苦しくて、たまらないんです。

 そうしてただもう、自分の家からお金や品物を持ち出して、ママやあなたを悲しませ、僕自身も、少しも楽しくなく、出版業など計画したのも、ただ、てれかくしのお体裁で、実はちっとも本気で無かったのです。本気でやってみたところで、ひとのごちそうにさえなれないような男が、金もうけなんて、とてもとても出来やしないのは、いくら僕が愚かでも、それくらいの事には気附いています。

 姉さん。

 僕たちは、貧乏になってしまいました。生きて在るうちは、ひとにごちそうしたいと思っていたのに、もう、ひとのごちそうにならなければ生きて行けなくなりました。

 姉さん。

 この上、僕は、なぜ生きていなければならねえのかね? もう、だめなんだ。僕は、死にます。らくに死ねる薬があるんです。兵隊の時に、手にいれて置いたのです。

 姉さんは美しく、(僕は美しい母と姉を誇りにしていました)そうして、賢明だから、僕は姉さんの事に就(つ)いては、なんにも心配していませぬ。心配などする資格さえ僕には有りません。どろぼうが被害者の身の上を思いやるみたいなもので、赤面するばかりです。きっと姉さんは、結婚なさって、子供が出来て、夫にたよって生き抜いて行くのではないかと僕は、思っているんです。

 姉さん。

 僕に、一つ、秘密があるんです。

 永いこと、秘めに秘めて、戦地にいても、そのひとの事を思いつめて、そのひとの夢を見て、目がさめて、泣きべそをかいた事も幾度あったか知れません。

 そのひとの名は、とても誰にも、口がくさっても言われないんです。僕は、いま死ぬのだから、せめて、姉さんにだけでも、はっきり言って置こうか、と思いましたが、やっぱり、どうにもおそろしくて、その名を言うことが出来ません。

 でも、僕は、その秘密を、絶対秘密のまま、とうとうこの世で誰にも打ち明けず、胸の奥に蔵して死んだならば、僕のからだが火葬にされても、胸の裏だけが生臭く焼け残るような気がして、不安でたまらないので、姉さんにだけ、遠まわしに、ぼんやり、フィクションみたいにして教えて置きます。フィクション、といっても、しかし、姉さんは、きっとすぐその相手のひとは誰だか、お気附きになる筈です。フィクションというよりは、ただ、仮名を用いる程度のごまかしなのですから。

 姉さんは、ご存じかな?

 姉さんはそのひとをご存じの筈ですが、しかし、おそらく、逢った事は無いでしょう。そのひとは、姉さんよりも、少し年上です。一重瞼(ひとえまぶた)で、目尻(めじり)が吊(つ)り上って、髪にパーマネントなどかけた事が無く、いつも強く、ひっつめ髪、とでもいうのかしら、そんな地味な髪形で、そうして、とても貧しい服装で、けれどもだらしない恰好(かっこう)ではなくて、いつもきちんと着附けて、清潔です。そのひとは、戦後あたらしいタッチの画をつぎつぎと発表して急に有名になった或る中年の洋画家の奥さんで、その洋画家の行いは、たいへん乱暴ですさんだものなのに、その奥さんは平気を装って、いつも優しく微笑(ほほえ)んで暮しているのです。

 僕は立ち上って、

「それでは、おいとま致します」

 そのひとも立ち上って、何の警戒も無く、僕の傍に歩み寄って、僕の顔を見上げ、

「なぜ?」

 と普通の音声で言い、本当に不審のように少し小首をかしげて、しばらく僕の眼を見つづけていました。そうして、そのひとの眼に、何の邪心も虚飾も無く、僕は女のひとと視線が合えば、うろたえて視線をはずしてしまうたちなのですが、その時だけは、みじんも含羞(はにかみ)を感じないで、二人の顔が一尺くらいの間隔で、六十秒もそれ以上もとてもいい気持で、そのひとの瞳(ひとみ)を見つめて、それからつい微笑んでしまって、

「でも、……」

「すぐ帰りますわよ」

 と、やはり、まじめな顔をして言います。

 正直、とは、こんな感じの表情を言うのではないかしら、とふと思いました。それは修身教科書くさい、いかめしい徳ではなくて、正直という言葉で表現せられた本来の徳は、こんな可愛らしいものではなかったのかしら、と考えました。

「またまいります」

「そう」

 はじめから終りまで、すべてみな何でもない会話です。僕が、或る夏の日の午後、その洋画家のアパートをたずねて行って、洋画家は不在で、けれどもすぐ帰る筈ですから、おあがりになってお待ちになったら? という奥さんの言葉に従って、部屋にあがって、三十分ばかり雑誌など読んで、帰って来そうも無かったから、立ち上って、おいとました、それだけの事だったのですが、僕は、その日のその時の、そのひとの瞳に、くるしい恋をしちゃったのです。

 高貴、とでも言ったらいいのかしら。僕の周囲の貴族の中には、ママはとにかく、あんな無警戒な「正直」な眼の表情の出来る人は、ひとりもいなかった事だけは断言できます。

 それから僕は、或る冬の夕方、そのひとのプロフィルに打たれた事があります。やはり、その洋画家のアパートで、洋画家の相手をさせられて、炬燵(こたつ)にはいって朝から酒を飲み、洋画家と共に、日本の所謂(いわゆる)文化人たちをクソミソに言い合って笑いころげ、やがて洋画家は倒れて大鼾(おおいびき)をかいて眠り、僕も横になってうとうとしていたら、ふわと毛布がかかり、僕は薄目をあけて見たら、東京の冬の夕空は水色に澄んで、奥さんはお嬢さんを抱いてアパートの窓縁に、何事も無さそうにして腰をかけ、奥さんの端正なプロフィルが、水色の遠い夕空をバックにして、あのルネッサンスの頃のプロフィルの画のようにあざやかに輪郭が区切られ浮んで、僕にそっと毛布をかけて下さった親切は、それは何の色気でも無く、慾(よく)でも無く、ああ、ヒュウマニティという言葉はこんな時にこそ使用されて蘇生(そせい)する言葉なのではなかろうか、ひとの当然の侘(わ)びしい思いやりとして、ほとんど無意識みたいになされたもののように、絵とそっくりの静かな気配で、遠くを眺(なが)めていらっしゃった。

 僕は眼をつぶって、こいしく、こがれて狂うような気持ちになり、瞼(まぶた)の裏から涙があふれ出て、毛布を頭から引かぶってしまいました。

 姉さん。

 僕がその洋画家のところに遊びに行ったのは、それは、さいしょはその洋画家の作品の特異なタッチと、その底に秘められた熱狂的なパッションに、酔わされたせいでありましたが、しかし、附き合いの深くなるにつれて、そのひとの無教養、出鱈目(でたらめ)、きたならしさに興覚めて、そうして、それと反比例して、そのひとの奥さんの心情の美しさにひかれ、いいえ、正しい愛情のひとがこいしくて、したわしくて、奥さんの姿を一目見たくて、あの洋画家の家へ遊びに行くようになりました。

 あの洋画家の作品に、多少でも、芸術の高貴なにおい、とでもいったようなものが現れているとすれば、それは、奥さんの優しい心の反映ではなかろうかとさえ、僕はいまでは考えているんです。

 その洋画家は、僕はいまこそ、感じたままをはっきり言いますが、ただ大酒飲みで遊び好きの、巧妙な商人なのです。遊ぶ金がほしさに、ただ出鱈目にカンヴァスに絵具をぬたくって、流行の勢いに乗り、もったい振(ぶ)って高く売っているのです。あのひとの持っているのは、田舎者の図々(ずうずう)しさ、馬鹿(ばか)な自信、ずるい商才、それだけなんです。

 おそらくあのひとは、他のひとの絵は、外国人の絵でも日本人の絵でも、なんにもわかっていないでしょう。おまけに、自分の画いている絵も、何の事やらご自身わかっていないでしょう。ただ遊興のための金がほしさに、無我夢中で絵具をカンヴァスにぬたくっているだけなんです。

 そうして、さらに驚くべき事は、あのひとはご自身のそんな出鱈目に、何の疑いも、羞恥(しゅうち)も、恐怖も、お持ちになっていないらしいという事です。

 ただもう、お得意なんです。何せ、自分で画いた絵が自分でわからぬというひとなのですから、他人の仕事のよさなどわかる筈が無く、いやもう、けなす事、けなす事。

 つまり、あのひとのデカダン生活は、口では何のかのと苦しそうな事を言っていますけれども、その実は、馬鹿な田舎者が、かねてあこがれの都に出て、かれ自身にも意外なくらいの成功をしたので有頂天になって遊びまわっているだけなんです。

 いつか僕が、

「友人がみな怠けて遊んでいる時、自分ひとりだけ勉強するのは、てれくさくて、おそろしくて、とてもだめだから、ちっとも遊びたくなくても、自分も仲間入りして遊ぶ」

 と言ったら、その中年の洋画家は、

「へえ? それが貴族気質(かたぎ)というものかね、いやらしい。僕は、ひとが遊んでいるのを見ると、自分も遊ばなければ、損だ、と思って大いに遊ぶね」

 と答えて平然たるものでしたが、僕はその時、その洋画家を、しんから軽蔑(けいべつ)しました。このひとの放埒(ほうらつ)には苦悩が無い。むしろ、馬鹿遊びを自慢にしている。ほんものの阿呆(あほう)の快楽児。

 けれども、この洋画家の悪口を、この上さまざまに述べ立てても、姉さんには関係の無い事ですし、また僕もいま死ぬるに当って、やはりあのひととの永いつき合いを思い、なつかしく、もう一度逢(あ)って遊びたい衝動をこそ感じますが、憎い気はちっとも無いのですし、あのひとだって淋しがりの、とてもいいところをたくさん持っているひとなのですから、もう何も言いません。

 ただ、僕は姉さんに、僕がそのひとの奥さんにこがれて、うろうろして、つらかったという事だけを知っていただいたらいいのです。だから、姉さんはそれを知っても、別段、誰かにその事を訴え、弟の生前の思いをとげさせてやるとか何とか、そんなキザなおせっかいなどなさる必要は絶対に無いのですし、姉さんおひとりだけが知って、そうして、こっそり、ああ、そうか、と思って下さったらそれでいいんです。なおまた慾を言えば、こんな僕の恥ずかしい告白に依(よ)って、せめて姉さんだけでも、僕のこれまでの生命(いのち)の苦しさを、さらに深くわかって下さったら、とても僕は、うれしく思います。

 僕はいつか、奥さんと、手を握り合った夢を見ました。そうして奥さんも、やはりずっと以前から僕を好きだったのだという事を知り、夢から醒(さ)めても、僕の手のひらに奥さんの指のあたたかさが残っていて、僕はもう、これだけで満足して、あきらめなければなるまいと思いました。道徳がおそろしかったのではなく、僕にはあの半気違いの、いや、ほとんど狂人と言ってもいいあの洋画家が、おそろしくてならないのでした。あきらめようと思い、胸の火をほかへ向けようとして、手当り次第、さすがのあの洋画家も或(あ)る夜しかめつらをしたくらいひどく、滅茶苦茶(めちゃくちゃ)にいろんな女と遊び狂いました。何とかして、奥さんの幻から離れ、忘れ、なんでもなくなりたかったんです。けれども、だめ。僕は、結局、ひとりの女にしか、恋の出来ないたちの男なんです。僕は、はっきり言えます。僕は、奥さんの他(ほか)の女友達を、いちどでも、美しいとか、いじらしいとか感じた事が無いんです。

 姉さん。

 死ぬ前に、たった一度だけ書かせて下さい。

 ……スガちゃん。

 その奥さんの名前です。

 僕がきのう、ちっとも好きでもないダンサア(この女には、本質的な馬鹿なところがあります)それを連れて、山荘へ来たのは、けれども、まさかけさ死のうと思って、やって来たのではなかったのです。いつか、近いうちに必ず死ぬ気でいたのですが、でも、きのう、女を連れて山荘へ来たのは、女に旅行をせがまれ、僕も東京で遊ぶのに疲れて、この馬鹿な女と二、三日、山荘で休むのもわるくないと考え、姉さんには少し工合(ぐあ)いが悪かったけど、とにかくここへ一緒にやって来てみたら、姉さんは東京のお友達のところへ出掛け、その時ふと、僕は死ぬなら今だ、と思ったのです。

 僕は昔から、西片町のあの家の奧の座敷で死にたいと思っていました。街路や原っぱで死んで、弥次馬(やじうま)たちに死骸(しがい)をいじくり廻されるのは、何としても、いやだったんです。けれども、西片町のあの家は人手に渡り、いまではやはりこの山荘で死ぬよりほかは無かろうと思っていたのですが、でも、僕の自殺をさいしょに発見するのは姉さんで、そうして姉さんは、その時どんなに驚愕(きょうがく)し恐怖するだろうと思えば、姉さんと二人きりの夜に自殺するのは気が重くて、とても出来そうも無かったのです。

 それが、まあ、何というチャンス。姉さんがいなくて、そのかわり、頗(すこぶ)る鈍物のダンサアが、僕の自殺の発見者になってくれる。

 昨夜、ふたりでお酒を飲み、女のひとを二階の洋間に寝かせ、僕ひとりママの亡くなった下のお座敷に蒲団(ふとん)をひいて、そうして、このみじめな手記にとりかかりました。

 姉さん。

 僕には、希望の地盤が無いんです。さようなら。

 結局、僕の死は、自然死です。人は、思想だけでは、死ねるものでは無いんですから。

 それから、一つ、とてもてれくさいお願いがあります。ママのかたみの麻の着物。あれを姉さんが、直治が来年の夏に着るようにと縫い直して下さったでしょう。あの着物を、僕の棺にいれて下さい。僕、着たかったんです。

 夜が明けて来ました。永いこと苦労をおかけしました。

 さようなら。

 ゆうべのお酒の酔いは、すっかり醒めています。僕は、素面(しらふ)で死ぬんです。

 もういちど、さようなら。

 姉さん。

 僕は、貴族です。
 
 

新電腦www
fiestadeity 在天空部落發表於23:43:50 | 独り話
 
 
 
雖然還是很想念舊電腦,不過新電腦很快的來了wwww比想像中的漂亮許多,還沒灌W7,暫時先用VISTA撐一下。考完日檢再來好好的調教它www。
 
平浮式鍵盤真的很漂亮~
 
鍵盤間距有點大還不習慣,打字一直按到別的鍵=_=。
 
然後....拉團要發新單曲了,聽到a子打電話來講這個消息的時候明明很興奮,冷靜下來之後才發現心情其實有點複雜。
 

 
 
痛到眼淚都出來了。
 
 


さようなら
fiestadeity 在天空部落發表於14:59:17 | 独り話
 
 
 
 
和相處了兩年半的舊電腦說了再見。
 
雖然這段期間對它有很多的不滿(儘管那八成以上是系統的問題),但真正要把它送走時還是捨不得。再也沒有那個讓我驕傲的空白鍵盤了,昨天送它走的時候我只想到這個。
 
其實它還可以用,只是快三年的電腦也讓我不太想去修了.....修了大概也用不了多久了吧。
 
就算可能只是風扇的問題,我也不太相信它還可以維持多久的壽命。
 
很倉卒的送它走,這個決定也不過是一兩天之內的事情而已。就算覺得有點後悔了也不能怎麼樣,畢竟是自己做的決定。
 
不過說真的,兩年多以來,謝謝你,辛苦了。
 
 

觀看全文...
期中
fiestadeity 在天空部落發表於22:27:02 | 独り話
 
 
雖然不算忙但是還沒忙完www
剩下明天的無賴派還有文郎啦啦啦啦~
 
期中結束之後就是看醫生和看miyavi =////=←沒關係的不要放在一起
 

.........在那之前還有日檢啦ˊ_ˋ
應該沒問題但書沒看完就是不安心(還敢說)。
 
 
ーーーーーーーーーー
 
 
ちのおおいしょうがいをおくってきた、あのときからはいつもそういうふうになちゃった。
すきなのに、だいすきなのに。
たからもののようにたいせつにしたいのに。
どうしてさいあくのじょうきょうになっちゃうの?
どうしてきみがそんなにわたしのこころをとらえたのか?
こたえてくれっ、なぁ。
 
 

給你的
fiestadeity 在天空部落發表於19:08:47 | 独り話
 
 
雖然這麼說很多餘,不過每次你跟我說謝謝時我總覺得是我要謝謝你才對XD
 
嘛啊,不高興時互相發洩,偶而也會有你抱怨你的事、我抱怨我的事的時候。但再怎麼說,就算沒什麼特別有建設性的意見,尋求聽眾就算得上是達到目的了對吧。
 
討厭自己正在做的或者做過的事、陷在某些煩惱裡面不知道該怎麼辦、想回絕想生氣卻要顧及人情倫理什麼的.......最近好像特別常碰上這些事情。
 
不過就像你說過的,每個人都是在自我厭惡之中不斷成長。不喜歡的話,試著改變就好了。可能你的問題沒什麼大不了的,但我想它也困擾你好一陣子了,能夠做出決定的你很勇敢,我說真的啦www
 
希望你十分確定知道要怎麼做了,也希望我之後能知道接下來該怎麼做。
 
上面的話寫給你也寫給我自己,我也不曉得為什麼突然寫這些(大概是看了你那篇初衷的緣故XD),或許我們都需要多一點努力和勇氣,來完成自己想做的和拒絕不想做的事情。
 
以後有什麼事要講就照例隨時找我Q3Q我不見得能幫上忙,不過記著,我一定站在你那一邊。
 
じゃ、これからもよろしく。
 
 

SUGIZO LIVE IN TAIWAN
fiestadeity 在天空部落發表於22:37:07 | SUGIZO
 
 
 
12/26 SUGIZO IN TAIWAN!!!!
 
 
聽到這個消息的時候驚訝到語無倫次.....
 
雖然一直都非常相信SUGI所說的每一句話,但沒想到這張支票竟然兌現的那麼快,四五月才講的,年底就說要來。530沒看到SUGIZO的遺憾終於可以彌補了Q////Q。
官方還沒有正式公佈,不過既然是SUGI親口說的就相信他吧www而且他自己說是SOLO LIVE喔www
 
快點公佈快點公佈~好想知道SUGI什麼時候來、在哪裡辦~
從6月VAMPS LIVE之後就很少聽其他人的歌,突然覺得離SUGI好遠.....就連4月才剛見過的INO好像也變得很遙遠,或許LIVE之後會重新燒回來也說不定XD
 
畢竟,很確定自己還是很喜歡他們的。
 
 
不過這樣一來12月有好多LIVE可以看,大家都喜歡擠在一起啊.....害我連續三個月那麼空虛\(‵□′)o
 
 

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Profile
個人圖檔
ID:fiestadeity
暱稱:Sugino/moe
生日:1989/05/12
地區:歐洲

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2009年
4/18 INORAN "pleased to meet you again" THE WALL
6/30 VAMPS LIVE in TOKYO ZEPP
8/11 VAMPS LIVE in 華山
8/29 河村隆一 TOUR 2009 "Piano"  國父紀念館


2008年
4/26 L'7~Trans ASIA via PARIS~ 台北中山足球場


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