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August 14, 2008

451 ~わ/~わ~わ

名詞    :   だ       +  わ     ・
動詞・形容詞: 普通形<ナ形 ーだ>     わ ~ わ  ・


--------------------------------------------------------------------------------
♪ 会話 ♪
李 :いるわいるわ、まるで芋の子を洗うようだ。これじゃ海水浴どころじゃないねえ。
良子:道路は渋滞するわ、道には迷うわ、ここまで来るだけでも一苦労だったのに、もううんざりだわ。
李 :はしゃいでいるのは小平だけだね。帰りの運転を考えると、今から気が滅入ってくるよ。

♯ 解説 ♭
 終助詞「~わ」は女性は女性用語で、語気を和らげるために使います。意味は主張・決心・驚き・詠嘆など広範囲に及びます。
 ここで主に取り上げたのは、同語を反復し程度を強調する「~わ~わ」です。この文型は男女共用の口語文型で、ほとんど「~のなんのって」(→文型358)「~といったらない」(→文型219)と同じ意味を表しています。
  食べるわ食べるわ、凄い食欲だ
 =食べるのなんのって、凄い食欲だ
 =食べると言ったらない、凄い食欲だ

§ 例文 §
1.飲むわ飲むわ、彼ら二人で一升瓶を二本も空にした。
2.その男を取り調べたが、出てくるわ出てくるわ、恐喝、詐欺、婦女暴行、数え切れない罪業の数々が。
3.彼ときたら、いびきはかくわ寝相は悪いわで、隣の僕は一睡もできなかった。
4.博打はするわ、けんかはするわ、手のつけられない男だ。
5.何だ、このラーメンは!スープはまずいわ麺はのびてるわ、とても食えたもんじゃない。


★ 例題 ★
1) (たとえ/いくら)梅雨とは言え、降る(わ/の)降る(わ/の)、この数日という(こと/もの)降り続けだ。
2) 今朝のラッシュはひどいもんで、足は(踏む→   )わ鞄をドア( )(挟む→   )わ、散々な目にあったよ。



(^^)前課の解答(^^)
1) らしく/らしく/らしく
2) 長/嫌がられる(受身文;人に嫌がられる)/ありません




452 *わけ/*わけがわからない

「わけ」の名詞用法: わけ        ・
           わけがわからない  ・


--------------------------------------------------------------------------------
♪ 会話 ♪
良子:Yシャツに口紅がついてるわよ。どういうわけ?
李 :あっ、本当だ。電車の中が込み合っていたから、何かの拍子でついたのかもしれないね。
良子:じゃ、今夜に限ってお土産を買って来たわけが知りたいわ。何かやましいことがあるんじゃない?
李 :げすの勘ぐりもいいとこだ。

♯ 解説 ♭
 「わけ」という名詞は現象の内側にある因果関係・事情・経過などの内部法則を表します。ここで取り上げたのはこの実質名詞としての「わけ」の用法です。
 例文1~3は「~わけ/~というわけ」などの形で用いられ、「理由・事情」に置き換えられる表現です。例文4の「わけがわからない」は意味不明、例文5の「わけ」は「道理」に置き換えられる表現です。

§ 例文 §
1.彼女の失踪には、何か深いわけがありそうですね。
2.どういうわけか、最近彼は全く顔を見せなくなった。
3.わけあって詳しい事情は申し上げられないのですが、実は・・・。
4.君の話は支離滅裂で、わけがわかりません。
5.君は、わけのわからないことを言う人だねえ。もう少し常識をわきまえたらどうだね。


★ 例題 ★
1)「どうしてあなたが会社を辞めたのか、(わけがわからなかった/わけがなかった)んですが、(なるほど/やはり)そういう(はず/わけ)だったんですか」
2) 医者( )( )肝臓を壊していると(言う→    )ましてね。そういう( )( )で酒はやめたんです。



(^^)前課の解答(^^)
1) いくら(既定→文型143)/わ/わ/もの(→文型180)
2) 踏まれる(受身文)/に/挟まれる(受身文)




453 *~わけがない

動詞・形容詞: 普通形<ナ形 ーな>  +  わけがない
                      わけない <口>


--------------------------------------------------------------------------------
♪ 会話 ♪
李 :一億円の宝くじに当たった夢を見たよ。五枚買ってるけど、今朝の朝刊に当せん番号が出てるはずだよ。
良子:そんなこと、あるわけがないでしょ。でも、どれどれ見てみるわ。万一ってこともあるから。
李 :はっは、当たるわけがないと言いながら、これだからねえ。宝くじって、抽選結果を見るまでが花なのさ。

♯ 解説 ♭
 「~わけがない」は「そうなる<道理・理由>は100%ない」と断定的に可能性を否定する表現です。ほとんどの用例が「~はずがない」を使って表せますが、「~わけがない」は何かの理由・事情を問題にしている文脈で使われることが多く、「~はずがない」は可能性そのものを問題にした文脈で使われますから、例文3のような「道理がない、不当だ」といった道義的・社会的責任を問題にする場合は「~わけがない」の方が自然です。なお、「~ないわけがない」は二重否定で、「必ず~する/だ」という断定になります。
  彼にできるわけがない。 <決してできない>
  彼にできないわけがない。<必ずできる>

§ 例文 §
1.お前が知らないわけがない。素直に白状しろ。
2.隣国の内紛だからといって、対岸の火事と決め込んでいいわけがない。
3.人の娘を傷物にしておいて、「ごめんなさい」で済まされるわけがないだろう。
4.「それ、2万円ぐらい?」「そんなに安いわけないだろ」
5.「元気でやってるかい?」「元気なわけがないだろ。女房が子供を連れて、実家に帰ってしまったんだから」


★ 例題 ★
1) 彼はけち(だから/なのに)、こんな寄付に協力し(てもらう/てくれる)(わけではない/わけがない)よ。
2) 患者を人体実験( )使うなんて、そんなことが(許す→    )ていい( )( )がない。



(^^)前課の解答(^^)
1) わけがわからなかった/なるほど(「やはり」は期待・予想)/わけ
2) から/言われ(受身文:~から~られる)/わけ




454 *~わけだ

動詞・形容詞: 普通形<ナ形 ーな> + わけだ


--------------------------------------------------------------------------------
♪ 会話 ♪
百恵:どこかから、素敵な彼が現れないかなあ。
山田:君って、白馬に乗った王子様を待ち焦がれているわけ?でも青い鳥の話を読んだことある?
百恵:すぐ傍らに王子様がいるといいたいわけね。
山田:そうさ、君のすぐ近くにさ。
百恵:私の目は曇っているのかしら?何も見えないわ。

♯ 解説 ♭
 「~わけだ」は因果関係や事情や過去の実態や状況などから考えて、当然の結果だという気持ちを述べるときに使われます。「~のは当然だ」とほぼ同義と考えてもいいでしょう。
 例文5のように後から理由を知って、「なるほど~は当然だ」と納得する「~わけだ」の用法は「~はずだ」も使えますが、話者の受け止め方が「~わけだ」と「~はずだ」は違いますから、「~はずだ」(→文型367)を参照してください。
  「彼は英語が上手ですね」
  「ええ、彼はアメリカに五年住んでいたんです」
  「なるほど、上手なわけですね(・はずですね)」

§ 例文 §
1.そんなことを言ったら、彼が怒るわけだよ。
2.日本人の敬語は心理的な距離感に左右されているわけで、常に敬意を表しているとは限らないわけです。
3.例年ですと、この季節はスキー客でにぎわうわけですが、今年は暖冬で雪もなく、閑古鳥が鳴く始末です。
4.よく似ているわけだよ。なんとあの二人は双子だそうだ。
5.あれ?ご飯が炊けていない。なんだ!炊けていないわけだ。スイッチを入れるのを忘れてた。<納得>


★ 例題 ★
1) 計画というのは、常にゆとりを持って立てて(おく/おかない)と、後で必ず無理(が/を)生じる(はず/わけ)です。
2) 以上述べ(てくる→    )(ようだ→    )わけで、(残念だ→ )ながら進学を断念したわけです。



(^^)前課の解答(^^)
1) だから(理由・順接)/てくれる/わけがない(→文型455)
2) に(目的→文型336)/許され(受身文)/わけ(「はず」も可)




455 *~わけではない

動詞・形容詞: 普通形<ナ形 ーな> +  わけではない
                     わけでもない
                     わけじゃない<口>


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♪ 会話 ♪
山田:最近はパソコンの新機種が次々に出てきて、どれにするか目移りがするよ。
李 :普段使う分には、新機能や高性能が常に必要だというわけではないし、革命的なソフトが次々に出てるわけでもないよ。用途に応じて決めればいいんだよ。
山田:パソコン自体が何かを生み出すわけじゃないしな。

♯ 解説 ♭
 「~わけではない」は文全体の婉曲に否定するときも、文の一部を部分否定するときもあります。なお、相手の言葉や考えを引用するときは「~というわけではない」という形になります。
  人間は食べるためだけに生きているわけではない。<婉曲否定>
  北京は寒いが、我慢できないというわけでもない。<部分否定>
  「食べたくないの?」「食べたくないというわけじゃないけど、・・・」
 この「~わけではない」と完全否定の「~わけがない」(→文型453)は文脈によって使い分けが必要となりますから、注意しましょう。
  こんな難しい問題が小学生にできるわけがない(×わけではない)。

§ 例文 §
1.忙しいと言っても年がら年中忙しいというわけでもない。
2.金が惜しくて言うわけじゃないが、返すあてはあるのかい?
3.別に恋人というわけじゃないわ。彼とは友達としてつき合っているだけなの。
4.冷蔵庫の便利さを否定するわけではないが、物が腐らないわけではないから、過信は禁物だ。
5.君一人が悪いわけではないが、君に責任がないわけでもないだろう。


★ 例題 ★
1) いくら会社に尽くし(たら/ても)、死ぬ(まで/までに)面倒を見てくれる(わけだ/わけではない)よ。
2) 誰( )でも彼( )ような真似ができるって(わけだ→      )よ。彼は一種の天才なんだ。



(^^)前課の解答(^^)
1) おかない/が(自V)/わけ(当然の帰結)
2) てきた(完了)/ような/残念(逆説「~ながら」→文型270)




456 *わけ(は/の)ない/*わけなく~する

慣用表現の「わけ」:わけない
          わけはない
          わけのない
          わけなく


--------------------------------------------------------------------------------
♪ 会話 ♪
李 :真理さんの御両親が、快く二人の結婚にOKしてくれたらしいね。おめでとう。
佐藤:こんなにわけなく、トントン拍子で進むとは思っていなかったので、ちょっと拍子抜けだったよ。
李 :彼女を粗末にしたら罰が当たるぞ。ひそかに思いを寄せてた奴が、少なくとも二人はいるんだからな。

♯ 解説 ♭
 「わけ(は/の)ない」は慣用表現で、「とても簡単だ/とても容易だ」という意味を表します。口語では「~わけがない」(→文型453)が「~わけない」のように省略形で使われることもありますので、注意しましょう。
 こんな難しい問題が、小学生に出きるわけない(=わけがない)よ。
 こんな問題、小学生だってわけなく(=簡単に)できるよ。

§ 例文 §
1.わけない。そんなこと一日もあればすぐできちゃうよ。
2.そんなことわけないと高をくくっていると、とんでもない失敗をするぞ。
3.彼の財力をもってすれば、この会社を乗っ取るぐらいわけのないことだろう。
4.この種のことは、あの弁護士に相談すればわけなく解決してくれるよ。
5.その子は大学生の高等数学問題をわけなく解いた。


★ 例題 ★
1) 小学生(に/で)だって(わけなく/わけではなく)できる操作なのに、君にできない(わけではない/わけがない)。
2) 君( )したら( )( )のないことでも、僕( )してみれば大変なことなんだ。



(^^)前課の解答(^^)
1) ても/まで(「~まで」か「~までに」か)/わけではない
2) に/の/わけではない





457 *~わけにはいかない/~こともならず

動詞 : 原形/ない形  +  わけにはいかない
               わけにはゆかない
               わけにゃいかない<口>
               わけにゃいかん<口>
動詞 : 原形      +  こともならず


--------------------------------------------------------------------------------
♪ 会話 ♪
課長:責任ある仕事が任せられるかどうかは、君の能力如何だよ。性別で差別するわけにゃいかない時代だよ。
百恵:でも女性に与えられているのは、男の補助的仕事ばかりです。現状をきちんと認識してほしいんです。
真理:同感です。簡単に引き下がるわけにはいきません。
課長:しばらく検討させてくれ。

♯ 解説 ♭
 「~わけにはいかない」は、何か周囲の事情があって「~することができない」という意味を表す文型になります。そして、動詞の否定形と結びついた「~わけにはいかない」の形は「~しなければならない/~ざるを得ない」と同じ義務・必然を表すようになります。この文語が「~することもならぬ/~することもならず」です。
  行くわけにはいかない。  (≒行くことができない)
  行かないわけにはいかない。(≒行かなければならない)
 なお、この文型は個人的事情や能力が理由でできないことには使われません。
  歯が痛くて食べられない(×食べるわけにはいかない)。

§ 例文 §
1.社長命令とあっては、従わないわけにはいかない。
2.進むこともならず、退くこともならず、八方塞がりだ。
3.わけを聞いたからには、一肌脱がないわけにはいくまい。
4.行きたいわけではないが、上司からのゴルフの誘いなので無碍に断るわけにもいかず、困っている。
5.政府も荒廃した教育現場の現状を無視するわけにはいかなくなり、やっと重い腰を上げた。


★ 例題 ★
1) 重役会の決定(を/に)賛成している(わけではない/わけにはいかない)が、僕には協力しない(わけではない/わけにはいかない)事情があったんだ。
2) たとえ会社の決定で(ある→    )と、このような理不尽な命令( )従う( )( )にはいきません。



(^^)前課の解答(^^)
1) に/わけなく/わけがない(→文型453/→文型455)
2) に(→文型313)/わけ/に(→文型313)





458 ~をおいてほかに~ない/~を除いて(ほかに)~ない

名詞: ×  + をおいてほかに~ない
         を除いて(ほかに)~ない


--------------------------------------------------------------------------------
♪ 会話 ♪
佐藤:私をおいてほかにあなたを幸せにできる生涯の伴侶はございません。どうか末永くよろしく。
真理:おふざけでないわ。「真理さんを除いてほかに私が愛する女性はございません」とでも言い直したらどう?
李 :おいおい、お二人さん、今からもう主導権争いかい?これじゃ、先が思いやられるよ。

♯ 解説 ♭
 「~をおいてほかに~ない/~を除いて(ほかに)~ない」は「~以外に適当な(人・物・こと)はない」という意味を表す文型で、「~しか~ない(→文型108)/~よりほか~ない(→文型390)」などの文型を使って表すこともできます。それらの中で最も積極的な選択で、強い断定の語感を持っているのがこの文型です。
  君しか頼れる人はいない。
 →君だけしか頼れる人はいない。
 →君よりほかに頼れる人はいない。
 →君をおいてほかに頼れる人はいない。
 →君を除いてほかに頼れる人はいない。

§ 例文 §
1.同志たちよ。立ち上がるのは、今をおいてほかにない。
2.改革開放政策をおいてほかに祖国再生の道はない。
3.彼を除いてこの任務を任せられる人物はいまい。
4.これだけの大物のコンサートともなると、日本武道館を除いてほかに適当な会場はないだろう。
5.歴史を変えることができるのは、ひとり英雄の力ではなく、人民の意志をおいてほかにない。


★ 例題 ★
1) 彼(に/と)結婚できない(ほど/ぐらい)なら、一生独身で通した方がましよ。私には彼(において/をおいて)ほかに、結婚したい相手はいないのよ。
2) 君( )除いてほかに、こんなことが(頼む→    )人は(いた→  )んだ。



(^^)前課の解答(^^)
1) に/わけではない(→文型455)/わけにはいかない
2) あろう(未然形+と=ても→文型437)/に/わけ





459 ~を顧みず/~を顧みる~もなく

名詞: ×  +  を顧みず             ・
          も顧みず
          を顧みることもなく
          を顧みる + 名詞 + もない  ・


--------------------------------------------------------------------------------
♪ 会話 ♪
佐藤:中国語だけじゃ食えない現実も顧みずに、会社を辞めて語学留学に行っちゃうとは、何と無茶なことを。
百恵:そんなことを顧みる余裕もなかったのよ。彼女って、思い立ったら、自分が止められないたちだから。
李 :無謀と言うか、大胆と言うか、こんな思い切ったことができるのも、若さの特権かもしれないね。

♯ 解説 ♭
 動詞「顧みる」から作られた文型で、「~を顧みず/~を顧みる~もなく/~を顧みない+名詞/~を顧みぬ+名詞」(「を→も」の変化もある)などの形で使われ、「~を考えないで/~を気にしないで」という意味を表します。そして、「~に(も)かまわず/~もかまわず」(文型 302)や「~をよそに」(文型 484)と類義文型になります。
  親の心配も顧みず(・にもかまわず/・をよそに)遊んでばかりいる。
 これらのなかで、「~をよそに」は常に良くない事態を表しますが、「~を顧みず」にはこうした制約はありません。→例題1)

§ 例文 §
1.自らを顧みて恥じることがなければ、何も恐れることはない。
2.過去を顧みて教訓を汲み取れぬ者には未来もまた開けない。
3.家庭を顧みることなく、彼は酒と博打に溺れていった。
4.人の考えも顧みず、自分の考えだけを押し通そうとすると必ず挫折する。
5.現代人の生活は、他人のことを顧みる暇もないほど、殺伐としたものになっている。


★ 例題 ★
1) 彼は身の危険(をよそに/も顧みず)、(取り残した/取り残された)子供を(救う/救わ)んがために、燃え盛る火の中に飛び込んで行った。
2) 自分の健康も家庭( )顧みず、ただ仕事( )没頭している会社人間を見ると、同情の念( )禁じ得ない。



(^^)前課の解答(^^)
1) と/ぐらい(~ぐらいなら、むしろ→文型074)/をおいて
2) を/頼める(可能形)/いなかった




460 ~を限りに/~を潮に

名詞・時を表す語: ×  +  を限りに  ・
                を潮に   ・
(注:前が句の時は「~のを限りに/~のを潮に」の形になる)


--------------------------------------------------------------------------------
♪ 会話 ♪
山田:あいつ、「今回を限りに、二度と遅刻いたしません」だってさ。その台詞、何度聞いたことか。
佐藤:あまり感情を表に出さない課長も、ついかっとなって、「今日を限りに辞めろ」と怒鳴ったらしいよ。
山田:これを潮に、心を入れ替えてくれるといいんだが。
李 :君にも他山の石じゃないの?おっと口が滑った!

♯ 解説 ♭
 「~を限りに」は「~を最後に~をやめる」という意味を表し、善悪に関係なく使えます。一方、「~を潮に」は「~を機会に~をやめる」という意味ですが、常に良くない習慣や行為をやめるときに使われます。→例題1)
 これらの文型の逆になるのが「~を皮切りに」(→文型462)や「~をきっかけに/~を契機に」(→文型463)で、何かを機会に始めるときに使われます。→例題1)
 なお、「~を限りに」には「声の限り叫ぶ・声を限りに叫ぶ」のような「~の限度まで~する」という意味の用法もありますが、用例が限られていますから、ここでは取り上げていません。

§ 例文 §
1.今年を限りに社長職を退き、後進に道を譲ろうと思う。
2.体力の衰えを考え、今場所を限りに相撲界を引退する。
3.今日を限りにあなたとはお別れよ。あなたもお幸せにね。じゃあね、バイバイ。
4.この入院を潮に、酒もタバコもやめるつもりだ。
5.刑事さん、私もこれを潮にやくざ渡世から足を洗います。


★ 例題 ★
1) 「子供が産まれたのを(潮/限り)に、麻雀仲間とのつきあいをやめたよ」「これを(潮/機)に麻雀(する/した)つもりで、その金を積み立て貯金にしたらどう?」
2) 今月( )限りに僕は会社( )退職し、心機一転、もう一度人生を(やる→   )直したいと思っている。



(^^)前課の解答(^^)
1) も顧みず/取り残された(受身文)/救わ(~んがため→文型485)
2) も/に/を(~を禁じ得ない→文型464)





461 ~を兼ねて

名詞: ×  +  を兼ねて
          を兼ね
          を兼ねる
(注:前が句の時は「~のを兼ねて」の形になる)


--------------------------------------------------------------------------------
♪ 会話 ♪
部長:今度の人事異動で、君には営業第一課長と営業第二課長を兼ねてもらうことになるだろう。
課長:近々両課の顔合わせを兼ねて、軽く一杯いかがでしょう?何よりもコミュニケーションが大切ですから。
部長:「二兎を追う者、一兎をも得ず」だよ。今回は別々にやり、それから追々チーム作りといこうじゃないか。

♯ 解説 ♭
 「Aを兼ねてBする」文型はBが本来の目的ですが、それ以外にAという目的も併せ持つことを意味します。Bが主目的でAが従目的の関係になります。→例題1)
 この文型は「AがてらBする」(→文型038)と置き換えられる場合がありますが、AとBの主従関係がちょうど逆になります。
  墓参りを兼ねて帰郷した。(A<B)
  墓参りがてら帰郷した。 (A>B)
 なお、「趣味と実益を兼ねる/大は小を兼ねる/首相が外相を兼ねる」など元々の動詞の使い方もありますから、覚えておきましょう。

§ 例文 §
1.情報収集も兼ねて、趣味でパソコン通信をしている。
2.出版記念も兼ねて、劉君の誕生パーティを開いた。
3.墓参りを兼ね、十年ぶりに故郷の友人たちに会いに帰った。
4.英作文の練習を兼ねて、アメリカのペンフレンドと文通をしています。まあ、一挙両得というわけです。
5.趣味と実益を兼ねて日本語の勉強をしたが、いつの間にか、通訳が本業になってしまった。


★ 例題 ★
1) 中国の(変わる/変わり)ようを、一目この目で確かめたいと思い、観光(を兼ねて/のために)中国に行く(ようにした/ことにした)。
2) 私は気分のリフレッシュ( )、体力の低下を防ぐ目的( )兼ねて、職場( )( )自転車通勤しています。



(^^)前課の解答(^^)
1) 潮(意味から考える)/機/した(~た・つもり→文型175)
2) を/を(<移動地>を)/やり(→文型268)





462 ~を皮切りに(して)/~を皮切りとして

名詞: ×  +  を皮切りに(して)
          を皮切りとして
          を皮切りとする + 名詞
(注:前が句の時は「~のを皮切りに」の形になる)


--------------------------------------------------------------------------------
♪ 会話 ♪
部長:東京を皮切りに、全国で新製品の展示販売会を開催する。担当者の割り付けは、後日発表する。以上。
李 :開催地がバラバラですね。札幌を皮切りにして、順繰りに南下した方が段取りがいいのになあ。
課長:どうせ言うなら、ニューヨークを皮切りに、東回りでくらい言いなさいな。君も若いのに夢がないね。

♯ 解説 ♭
 「~を皮切りに(して)/~を皮切りとして」は「~を出発点に~を始める」という意味を表します。この文型は一連かつ同類の行動の始まりを表す表現で、新しい行為の開始は表す場合は「~をきっかけに/~を契機に/~を機に」(→文型463)を使います。
  彼を皮切りに(×をきっかけに)、続々と発言者が手を挙げた。<同類の行為>
  腰痛になったのをきっかけに(×皮切りに)水泳を始めた。  <新しい行為>
 なお、この文型の反義表現が「~を最後に」(→文型460)です。
  今日を限りに本会は解散します。
  今日を皮切りに本会の活動は始まります。

§ 例文 §
1.彼を皮切りにのど自慢達が次々にマイクを握って歌い始めた。
2.東京公演を皮切りに、そのグループは全国各地でコンサートを開くらしい。
3.秘書の逮捕を皮切りにして、その元大臣の不正が続々と明るみにでた。
4.今日を皮切りに三日間にわたって八幡様のお祭りが行われる。
5.この青年文化交流会を皮切りとして、新しい両国の連帯を作り出そうじゃありませんか。


★ 例題 ★
1) A校の運動会(に/で)は、百メートル競走(を皮切りに/をきっかけに)、次々に競技(を/が)繰り広げられた。
2) その会社は韓国支社設立( )皮切り( )、アジア市場( )の進出に(乗る→    )出した。



(^^)前課の解答(^^)
1) 変わり(→文型435)/を兼ねて/ことにした(→文型089)
2) と(~と~を兼ねて)/を/まで





463 *~をきっかけに/*~を契機に/~を機に

名詞: ×  +  をきっかけに(して)
          ときっかけとして
          を契機に(して)
          を機に
(注:前が句の時は「~のをきっかけに/~のを機に」等の形になる)


--------------------------------------------------------------------------------
♪ 会話 ♪
李 :来年の春から公共の場が禁煙になるとの新聞報道をきっかけに、賛否両論が巻き起こっているね。
山田:これを機に僕もたばこを止めるよ。今までも禁煙は何回もしているからね。
百恵:えっ?それって、要するに長続きしなかったってことね。「言うは易く、行うは難し」ね。

♯ 解説 ♭
 どれも「~を<機会・動機>に~する」という意味を表します。「~を契機に/~を契機にして」は新聞紙上などでよく使われる表現で、比較的大きな出来事を取り上げ、後件で新しい事態の変化が始まった起点を表すことが多いでしょう。「~をきっかけに(にして/として)/~を機に」はどちらかと言えば個人的なことを取り上げ、それが機会・動機となって何か新しい行為を始めるときに使われます。なお、「~がきっかけとなって/~が契機となって」と自動詞として使われることもありますので、例題1)で取り上げておきました。
 これらの文型と「~を皮切りに」(→文型 462)は、起点を表す点では共通していますが、用法の違いがありますから、前項を参照してください。→例題1)

§ 例文 §
1.何をきっかけに、ジョギングを始められたのですか。
2.「これをきっかけに、今後ともよろしくおつきあいをお願いします」「こちらこそ」
3.新人賞獲得をきっかけにして、その若手小説家はめきめきと頭角を現してきた。
4.A銀行の倒産を契機にして、各地で取り付け騒ぎが起こった。
5.退職するのを機に、自分のこれまでの経験が生かせる国際交流の活動に参加したいと思っています。


★ 例題 ★
1) 親の離婚が(きっかけ/皮切り)と(して/なって)、その子は非行に走るように(した/なった)。
2) 討論会で意見を(戦った→      )( )を機に、二人の間( )は友情が芽生えていった。



(^^)前課の解答(^^)
1) で/を皮切りに(~をきっかけに→文型463)/が(受身文)
2) を/に/へ(「~にの」の形はない)/乗り(~出す→文型137)





464 ~を禁じ得ない

感情を表す名詞: ×  + を禁じ得ない


--------------------------------------------------------------------------------
♪ 会話 ♪
山田:営業第二課の上半期の売り上げは、目を見張るものがありますね。まさに驚きを禁じ得ません。
李 :特に後半の追い込みは凄かったですね。「精神一到、何事か成らざらん」とか言いませんでしたっけ。
部長:そんな古い言い方を聞くと、私としては懐かしくて懐古の念を禁じ得ないよ。

♯ 解説 ♭
 「~を禁じ得ない」は、自分で抑えられないわき上がる感情を表す文語表現です。前に使われる語は「涙・怒り・憎しみ・憤り・義憤・同情・驚き・微笑・失笑・悲しみ・喜び・失望・~の念…」などの感情を表す名詞です。
 ここでは同類の自発・自然の文型を整理しておきましょう。接続の形にはくれぐれも注意が必要ですが、「~ずにはいられない」(→文型261)や、「~てならない」(→文型187)などの他の表現に置き換えられる場合も多いでしょう。
  悲しみを禁じ得ない。  <悲しい→悲しみ>
  悲しまずにはいられない。<悲しむ→悲しまない>
  悲しくてならない。   <悲しい→悲しくて>

§ 例文 §
1.君がこんな失敗をするとは、僕は失望を禁じ得ない。
2.観光客に物乞いする子供達の姿を見て、涙を禁じ得なかった。
3.飽食の世界の裏側に、飢えと寒さで死んでいく人々がいる。私はこの不公平に怒りを禁じ得ない。
4.喜劇俳優Aさんの訃報に、私は哀惜の念を禁じ得なかった。
5.何でも力で解決しようとする大国のやり方に、憤りを禁じ得ない。


★ 例題 ★
1) 保証人になった(ばかりに/だけに)、負債を(背負わせて/背負わされて)、一家心中した家族のニュース(見たので/見て)、私は同情の念を禁じ得なかった。
2) 心の師( )仰いだA老人の死( )前にして、私は(悲しむ→    )を禁じ得なかった。



(^^)前課の解答(^^)
1) きっかけ/なって(「が」に注意)/なった(状態変化→文型446)
2) 戦わせた(使役文)/の(名詞句→文型354)/に





465 *~を込めて/*~を込めた

名詞: ×  + を込めて
         を込め
         を込めた+名詞


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♪ 会話 ♪
部長:何だ、そのお辞儀の仕方は!もっとお客様への感謝の気持ちを込めて、ていねいにやらんか!
百恵:今日の部長、やけに厳しいわね。
李 :そんなことはないよ。早く一人前になってほしいとの願いを込めて、厳しく新入社員教育をしてるのさ。
百恵:なるほど、愛の鞭ってことか。

♯ 解説 ♭
 他動詞「込める」は「銃に弾丸を込める」のように、決まった容量のもの中に何かを入れるという意味を持っています。そこから生まれたのがこの文型で、例文1のように「~を含めて」の意味を表すときと、例文2~5のように「感謝・愛・愛情・思い・心・熱意・情熱・怒り・祈り・願い・力・~の気持ち…」などの語について、「(心や力)を集中して/を注いで」という意味を表すときがありますが、文型としては後者が重要です。
 注意してほしいのは、例文1の場合は「~を含めて」が使えますが、例文2~5には「~を含めて」が使えないことです。→例題1)

§ 例文 §
1.管理費を込めて、家賃の総額は一ヶ月七万円です。
2.母は私達のために、いつも心を込めて弁当を作ってくれた。
3.もう少しセリフに感情を込めろ。今のはまるで棒読みじゃないか。
4.皮肉を込めた彼の言い方が、私には腹立たしくてならなかった。
5.その女は、夜毎、自分を裏切った男への恨みを込めて、夜叉のような形相で藁人形に五寸釘を打ち込んだ。


★ 例題 ★
1) 病気の子供(が/を)早く治る(ために/ように)と、母親は祈りを(込めて/含めて)、お百度参りをした。
2) 力( )込めてその荷物を(持ち上げる→      )としたら、ズボン( )ビリッと破けてしまった。



(^^)前課の解答(^^)
1) ばかりに(→文型364)/背負わされて(使役受身)/見て(理由)
2) と(~を~と仰ぐ)/を(→文型477)/悲しみ





466 *~をしている

色・形・専門職を表す名詞: ×  + をしている


--------------------------------------------------------------------------------
♪ 会話 ♪
A :失礼ですが、中国の方とお見受けしましたが、お仕事は何を・・・?
李 :建築関係の仕事をしております。
A :さようでございますか。申し遅れましたが、私はこういう者です。(名刺を渡す)以後、お見知りおきを。
李 :大学の助教授をなさっていらっしゃるんですか。

♯ 解説 ♭
 「~をしている」は色や形を表す語にくと物の形状を表し、「医者・公務員・弁護士・教師…」などの職業を表す語につくと、「~に従事している/~を経営している」という意味を表します。
  「その果物は、どんな形をしていますか?」
   →「丸い形をしていて、赤い色をしていました」
  「ご職業は何をなさっていますか 」
   →「教師をしています」
 職業を話すとき、詳しく話したくなければ、「(貿易・デザイン・学校・出版…)関係の仕事をしている」という便利な言い方がありますから、覚えておきましょう。

§ 例文 §
1.その陶器は青味ががった色をしていました。
2.「君って、いつも何の苦労もないような幸せそうな顔をしてるね」「それって、皮肉?」
3.あの老人はみすぼらしい身なりをしているが、実は近隣きっての大富豪なんだ。
4.父は以前、アメリカ大使をしていたことがあります。
5.君は警察関係の仕事をしていたせいか、人を疑ってかかる習性がなかなか抜けないね。


★ 例題 ★
1) 「君のお父さん、何を(する/してる)の?」「うん、田舎(で/に)農業を(やる/やってる)よ」
2) 「その宇宙人は、どんな姿形( )(した→    )の?」「蛸みたいな大きな頭( )(した→    )よ」



(^^)前課の解答(^^)
1) が(自V)/ように(目的→文型153)/込めて
2) を/持ち上げよう(→文型441)/が(自V)




467 ~をして~しめる

名詞: ×  +  をして ~ 動詞:使役形<~しめる>
(注;古い使役文で、今は文章語として使われる)


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♪ 会話 ♪
李 :家永さんは最高裁まで争って、国をして謝罪せしめたよ。まさに信念の人と言わずしてなんだろう。
良子:今朝の新聞に載っていたわね。時間がなくてその教科書裁判の記事は読みさしだけど。
李 :僕たちは長い物には巻かれろになりがちだが、このニュースは、我々凡人をして奮い立たせてくれるよ。

♯ 解説 ♭
 「~しめる」は使役の助動詞で、古語です。形は「言う→言わせる→言わしめる/する→させる→せしめる」のようになり、動作主を表すときは「に<他動詞>/を<自動詞>」のかわりに「~をして」が用いられます。動詞の「~しむ」は「~しむる」より更に古い使役の助動詞です。
 これらの古い使役形は漢文調の重々しい書き言葉で、格言や慣用表現の中に残っているだけですから、文章(主に古典)で出てきたときに読んでわかれば十分です。

§ 例文 §
1.自らをして悟らしめよ。
2.わが意思を、速やかに民をして知らしめよ。
3.死せる孔明、生ける仲達をして走らしむ。
4.人をしてやらしむ前に、先ず隗より始めよ。
5.私をして言わしめれば、この計画はしょせん砂上の楼閣に過ぎない。


★ 例題 ★
1) 彼の医者(にとって/として)の患者(に関する/に対する)献身的姿勢は、見る者(にして/をして)敬服せしめた。
2) 私( )言わせれば<←私をして言わしめれば>、この種の教育改革は教師の権威( )(失墜する→    )<←失墜せしめる>ものだ。<現代使役文>



(^^)前課の解答(^^)
1) してる(「~ている」の口語省略形「~てる」)/で/やってる
2) を/していた/を/していた





468 ~を頼りに/~を盾に/~をかさに

名詞: ×  +  を頼りに(して)   ・
          を盾に(して)    ・
          を盾にとって
          をかさに      ・
          をかさに着て


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♪ 会話 ♪
良子:家庭の主婦たちが、街頭署名を頼りに進めていた商品不買運動に、会社側が屈したらしいわ。
李 :あの会社は法律を盾にとって、消費者の声を無視し続けてきたけど、ついに兜を脱いだわけだ。
良子:消費者あっての会社なのに、とんだ時代錯誤よ。会社の大きさをかさに着ている経営者なんて最低よ。

♯ 解説 ♭
 「頼り」は「依存する人やもの」を表し、「盾」は「自分を守る手段・利用する人やもの」を表しますから、「~を頼りに」は「~を助けに」、「~を盾に」は「~を利用して」の意味になります。
 なお、「~を盾に」とほとんど同じ意味を表すのが「~をかさに/~をかさにきて」ですが、これは「(他人の力)を利用して」という意味になります。両者の違いは、「~を盾に」は自分に属する物力を利用しますが、「~をかさに/~をかさにきて」は他人(主に上位者や組織)の力を借りて悪いことをするときに使われることでしょう。どちらもいい意味で使われることはありません。

§ 例文 §
1.遠い親戚を頼りに上京した。
2.辞書を頼りに何とか読むことはできますが、大変な時間がかかります。
3.慣例にないのを盾に、役所は老人たちの切実な要求を拒絶した。
4.金の力をかさに着ての悪逆非道の数々、断じて許せない。
5.親の威光をかさに、息子は勝手放題をしている。


★ 例題 ★
1) 他人の力を(頼り/盾/かさ)に何かを(なす/なそう)としても、うまくいく(はずがない/はずではない)。
2) 相手の失言( )盾に(とる→   )、あれこれ個人の人格攻撃をするのは卑劣( )しか(言う→  )ようがない。



(^^)前課の解答(^^)
1) として(→文型237)/に対する(→文型322)/をして
2) に/を/失墜させる(使役文:~が失墜する→)





469 *~を中心に(して)/*~を中心として

名詞: ×  +  を中心に(して)
          を中心として
          を中心とする + 名詞


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♪ 会話 ♪
李 :ピアノ・リサイタルに行かないか。人造湖を中心に開発された例の避暑地で開かれるんだよ。
良子:いいわねえ。あそこのホールはステージを中心に座席が配置されていて、響きが素晴らしいらしいわ。
李 :それはそうと、わが家もせっかく大枚を投じて電子オルガンを買ったんだから、何か一曲聞かせてくれよ。

♯ 解説 ♭
 「~を中心(に/にして/として)」は、事柄の中心だったり、集団の中心だったり、場所の中心だったり、行為の中心だったりするでしょう。
 この文型と「~をはじめ(として)」(→文型474)、「~をめぐって」(→文型478)は混同しやすいものです。例えば下の例では「~をはじめとする」は「~を代表とする」、「~をめぐる」は「~の周囲にある」をそれぞれ表しますから、意味の違いが生じます。→例題1)2)
  イラクを中心とするアラブ諸国
  イラクをはじめとするアラブ諸国
  イラクをめぐる周辺アラブ諸国

§ 例文 §
1.地球は太陽を中心にして回っている惑星の一つです。
2.世界は君を中心に回っているんじゃないんだよ。
3.党員のみなさん、今こそ委員長を中心に結束し、一丸となって総選挙に勝利しよう。
4.日本には東京を中心とする東の文化圏と、京都・大阪を中心とする西の文化圏がある。
5.アメリカを中心とする市場競争経済は、今や世界をのみ込む勢いである。


★ 例題 ★
1) どこの国でも自分の国(を中心に/をめぐって)、世界地図(を/が)書い(ておく/てある)ね。
2) 中国の政治は北京( )中心として(動く→    )が、経済の中心は上海( )はじめとする沿岸諸都市である。



(^^)前課の解答(^^)
1) 頼り/なそう(→文型441)/はずがない(→文型366)
2) を/とって/と/言い(→文型435)





470 *~を通して/*~を通じて

名詞: ×  + を通して      ・
         を通しての+名詞
         を通じて      ・
         を通じての+名詞


--------------------------------------------------------------------------------
♪ 会話 ♪
山田:インターネットを通して知り合った人に、上海まで会いに行くんだって?
佐藤:今回は宿と足の予約を自分で入れたんだよ。年間を通じて今が最高の季節だし、上海蟹でも食ってくるよ。
山田:僕なんか旅行代理店を通して予約しないと不安だけど、君の中国語がものを言ったってわけだね。

♯ 解説 ♭
 「~を通して/~を通じて」は、例文1~4のように仲介者・手段・過程を表す場合はどちらも使えます。しかし、「~を通じて」には 例文5のように「~の期間いつも/~の場所・場合の全て」を意味する用法があって、その場合は「~を通して」が不自然になります。以下にそれを整理しておきます。
  田中さんを通して(・を通じて)、今の妻と知り合った。<仲介者>
  書物を通して(・を通じて)知識を得る。       <手段・方法>
  そこは一年を通じて(× を通して)雨が多い。     <~の期間いつも>
  全民族を通じて(×を通して)人情に差はない。    <~の場所の全て>

§ 例文 §
1.友人を通して(⇔を通じて)今の妻と知り合いました。
2.テレビの画面を通して(⇔を通じて)、世界各地の出来事が一瞬のうちに伝えられる時代になった。
3.こうやって客観的な統計を通して(⇔を通じて)みると、経営の問題点が一目瞭然、はっきり見えてくる。
4.インターネットを通じて(⇔を通して)のコミュニケーションには、やはり限界がある。
5.この寺は年間を通じて(×を通して)参拝者が途切れない。


★ 例題 ★
1) この交流(を通じて/を経て)、庶民の暮らしを留学生(が/に)知って(あげ/もらい)たいと思う。
2) 経験( )通して得た知恵が、学識( )勝ることは決して珍しいこと(だ→    )。



(^^)前課の解答(^^)
1) を中心に/が/てある(~が~<他V>てある)
2) を/動いている/を(~をはじめとして→文型474)





471 ~を~として~する/~を~とする

名詞A: × +  を  名詞B: × +  として~する
                       とする
(注:書面語として「~をもって~とする」という表現がある)


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♪ 会話 ♪
部長:当社はこの規約を基準としていますが、今回だけは貴社の御提案を例外として、承認いたしましょう。
鈴木:ありがとうございます。
部長:こうしてお会いできたことを御縁として、これからもよろしくおつき合いのほどをお願いいたします。
鈴木:いえ、こちらこそ、色々御無理を申しまして。

♯ 解説 ♭
 「~を~として~する」は「~を~として活用する」、「~を~とする」は「~を~と考える」という意味を表します。この文型では「~にする」が使えません。
 ちなみに、学生からよく「~にする」と「~とする」の違いが質問されますが、「に」は一方向ですが、「と」は双方向ですから、下記のような意味の違いが生じます。
  机をテーブルにする。  <改造し作り変える>
  机をテーブルとする。  <そのまま、転用する>
 格助詞「~として」はこの「~とする」から生まれていますから、「AはBとして」は「A=Bの<立場・資格・名目・用途>で」という相互関係になります。

§ 例文 §
1.先の誤りを後の戒めとせよ。(ことわざ)
2.君をわが国の特命大使として任命する。
3.警察はその男を殺人犯として全国に指名手配をした。
4.わが国の憲法では満20歳をもって成人とし、選挙権が与えられます。
5.あの暴言を酒の上のこととして済ませるわけにはいかないんだよ。


★ 例題 ★
1) 大人社会は、以前ロック音楽を退廃文化(として/にして)忌避してきたが、(今日では/今日でも)ロックは音楽の主流を占める(になった/に至った)。
2) 今競技大会は友好( )目的( )したものだから、勝敗( )拘らず、(楽しい→    )やってほしい。



(^^)前課の解答(^^)
1) を通して/に/もらい
2) を/に(基準:~に勝る・~に劣る)/ではない





472 *~を問わず/*~を問わない

名詞   : ×  +  を問わず
~かどうか: ×     を問わない
疑問詞~か: ×     を問わぬ
(注:「~と~ないとを問わず」の形もある。解説部参照のこと)


--------------------------------------------------------------------------------
♪ 会話 ♪
李 :あのお祭りでは観光客が帰った後でも、地元の人々は老若男女を問わず、夜通し踊り狂うらしいよ。
良子:太鼓の音が山々にこだましているのを聞くと、遠い祖先の記憶がよみがえり、血が騒ぐのでしょうね。
李 :民族の如何を問わず、古くから受け継がれてきたものには、人の心に迫るものがあるね。

♯ 解説 ♭
 「~を問わず/~を問わない」は「年齢・職歴・性別・曜日・世代・経験・身分・季節・相違…」や、対の語「有無・男女・公私・昼夜・老若・大小・内外・正否・成否…」などについて、「~を問題にしないで/~を区別しないで」と言う意味を表します。また例文5のように、「~すると~しない(と)を問わず/~する~しないを問わず」のように肯定と否定を重ねる使い方もあります。
 この文型は「~に関係なく」を表す「~に関(かか)わらず」(→文型293)とほぼ同義表現になり、ほとんど入れ替えも可能ですが、対の語の時は「~を問わず」の方が多く使われるでしょう。

§ 例文 §
1.社員募集。年齢・経験を問わず(=年齢・経験不問)。
2.古今東西を問わず、親が子を思う情に変わりはない。
3.ことの大小を問わず、必ず私に連絡してくれ。
4.国の内外を問わず、環境問題は避けて通れない政策課題となっている。
5.君が望むと望まないとを問わず、事態は私の予想した通りに動いている。


★ 例題 ★
1) 有能な人材(にとって/について)は、我が社は学歴の有無に(問わず/関わらず)、また性別を(問わず/関わらず)採用する。
2) この歌舞伎町一帯は、不夜城の名( )恥じず、昼夜( )問わず人( )(にぎわう→       )。



(^^)前課の解答(^^)
1) として/今では/に至った(→文型289)
2) を/と(~を目的とする)/に/楽しく(イ形の連用形)





473 ~を~に控えて/~が~に控えて

名詞: × + を 名詞: × +  に控えて     ・
          数詞: ×    に控え
                   に控えた + 名詞
                   に控える
(注:「~が~に控える」については訳例参照 ・ )


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♪ 会話 ♪
山田:うちの部長は年こそ五十代そこそこで若いが、社長が後ろ盾に控えているから発言力があるよね。
李 :人事異動を間近に控えているし、昇進を手ぐすねを引いて待っているようだね。何と言っても、部長は同期の出世頭だからね。
佐藤:やり手であることは事実だし、統率力も抜群だよ。

♯ 解説 ♭
 動詞「控える」は「待機する・抑制する・間近にする」などの意味がありますが、この文型は「~を間近にして」という意味を表し、時を表すときは「(こと)を(いつ)に控えて」と「こと」と「とき」を同時に表現できるところに特徴があります。
 同義語に「~に当たって(→文型286)」、「~に先立って」(→文型311)などがありますが、下のように「いつ」が表せるのは「~を~に控えて」だけです。
   卒業  に当たって/に先立って  学生たちは住所録を作った。
       を 明日に 控えて
 また、この文型は「~を後ろに控えて/~を近くに控えて」の形で、例文4のように場所が間近にあることも表したり、例文5のように「~が~に控える」の形で「~が~の背後にいる」という意味を表したりします。

§ 例文 §
1.結婚式を明日に控えて、花嫁は喜びでいっぱいの様子だ。
2.入試を一週間後に控えて、学生達も緊張の色が隠せない。
3.金融自由化を目前に控えて、銀行業界は競争力を強化するために企業体質改革にやっきになっている。
4.そのホテルは前は海に面し、後ろに山を控えた風光明媚な場所に建っている。
5.警備陣が大統領の後ろに控えて、不審な者はいないかと目を光らせていた。


★ 例題 ★
1) 私の家は国道(に面して/に控えて)いて、一日(中/間)車の騒音に(悩まれ/悩ませ/悩まされ)ています。
2) 冬季オリンピック( )数日後( )控えて、日本選手団は最後の調整に余念が(ある→   )。



(^^)前課の解答(^^)
1) について(→文型325)/関わらず(前の助詞に注意)/問わず
2) に(~の名に恥じず→文型324)/を/で/にぎわっている(現在)






474 *~をはじめ(として)/*~をはじめとする

名詞: ×  +  をはじめ
          をはじめとして
          をはじめ ~ など
          をはじめとする + 名詞


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♪ 会話 ♪
李 :結婚式まで残すところあと一週間だね。住まいをはじめ日用品の細々とした支度まで、色々大変だろ?
佐藤:茶碗から米びつに至るまで、何から何まで買いそろえたものだから、もうすかんぴんだよ。
真理:でも両親をはじめ親類・知人・友人など、たくさんの方からお祝いをいただいたので、助かったわ。

♯ 解説 ♭
 「~をはじめ(として)」は同類のものの中から、その代表になるものを取り上げて、「~を代表として、その他にも~」と例示する表現です。名詞とつながるときは「~をはじめとする+N」の形になります。
      図あり 
 作文で誤用が多いのは、同じグループと考えられないものを取り上げる間違いです。この文型は、山なら山を、食べ物なら食べ物を取り上げなければなりません。× 富士山をはじめ東京などが、日本を代表するものです。

§ 例文 §
1.中国には敦煌をはじめとする古代の遺跡がたくさんある。
2.社長をはじめ全役員出席の上、会長解任を決議した。
3.京都は金閣寺をはじめとして清水寺など、名所古跡に事欠かない。
4.紫式部の源氏物語をはじめとする平安文学は、和風文化の源となっている。
5.子供たちに人気があるスポーツは、サッカーをはじめとするグループ球技です。


★ 例題 ★
1) 環境問題(をはじめ/をきっかけに)南北問題など、(この/その)地球には様々な解決す(べき/べく)難題がある。
2) いじめ( )不登校( )はじめとする学校教育の深刻な事態は、決して日本一国だけの問題(だ→     )。



(^^)前課の解答(^^)
1) に面して/中(→文型162)/悩まされ
2) を/に/ない(慣用語:~に余念がない)





475 ~をピークに(して)/~を境に(して)

名詞: ×  +  をピークに(して)      ・
          を境に(して)        ・
          を境目に(して)
(注:前が句の時は「~のをピークに」のようの「~のを」となる)


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♪ 会話 ♪
李 :円は1ドル79円75銭をピークにして下がる一方だ。
良子:有効な対策が立てられないものだから、内閣の支持率も○月をピークに下がりっぱなしね。それにしても中学入学を境にして、急に小平にお金がかかるようになったし、貯金も底をつきそうだわ。
李 :我々庶民としては、せいぜい自衛策を考えるしかないね。

♯ 解説 ♭
 「~をピークに」は「~を最高峰・絶頂に」という意味を表し、「~を境に」は「~を分岐点に」という意味 を表します。「ピーク」は一つですが、「境/境目」は分岐点なので、いくつも取り上げることも可能です。これらの文型は新聞紙上や学術論文などで、統計資料に立って評論を加えるときによく使われる文型です。
        図あり 
 なお、対応する自動詞の使い方もありますが、その場合、「~がピークになって」「~が~境になって」という形になります。→例題1)

§ 例文 §
1.日本では1967年をピークに18歳人口の減少過程に入った。
2.文化サークル活動は昭和43年をピークに隆盛を過ぎ、今日ではカルチャーセンターが花盛りだ。
3.首都圏の地価は、バブル期をピークに値崩れを始めた。
4.オイルショックを境にして、日本は省資源・省エネルギー型経済への転換を進めた。
5.厄年というのは根拠があって、そのころを境に身体の変化が起こるので気をつけろという警告だ。


★ 例題 ★
1) 通勤ラッシュは朝の8時前(が/を)(ピーク/境)になっている(が/のに)、解決できない問題ではない。
2) 私は40代の前半( )境( )、急に体力の衰え( )感じる( )( )( )なった。



(^^)前課の解答(^^)
1) をはじめ/この/べき(→文型000)
2) や(並列の「と」は限定する)/を/ではない





476 ~を経て

名詞: ×  + を経て
         を経る


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♪ 会話 ♪
百恵: これほどの円安危機に直面しても平然としていられるなんて、うちの社長は本当に凄いわ。
山田:僕も社長には、一目置いているよ。戦中派には僕たちにない何かがあるなあ。
李 : 幾多の困難を経て、この会社をここまでにしたんだろうが、何より頭が低い点を尊敬するよ、僕は。

♯ 解説 ♭
 「~を経て」は経過や経由の意味を表しますが、「~を通して」(→文型470)と重なる用法もありますので、それを対照させてみましょう。
  10年の歳月を経て(・を通して)、ついに司法試験に合格した。<時間>
  正規の手続きを経て(・を通して)、面会を申しんでください。<過程>
  幾多の困難を経て(・を通して)、今の地位を築いた。    <経験>
  香港を経て(×を通して)、シンガポールに行く。      <経由地>
 例えば、「~を通して」は経由地を表せないので、「香港を通して、シンガポールに行く」と使うと、「(香港の人脈)を通して」という手段・方法の意味になってしまいます。「~を経て」は主に場所や時間の時に使うといいでしょう。→例題1)

§ 例文 §
1.この便はシンガポールを経て、カルカッタに向かう。
2.人間は逆境に鍛えられ、幾多の試練を経てこそ強くなる。
3.現在の人類は類人猿から分かれて、何百万年という年月を経て進化してきた。
4.このチームは厳しい全国予選を経て、勝ち残った精鋭たちからなります。
5.彼は戦場で生死の境をさまようような経験を経て以来、すっかり人格が変わってしまった。


★ 例題 ★
1) 彼に手紙を(送って/送ると)もう3カ月を(経た/通した)のに、何の返事も(来る→    )。
2) 日本では委員会の審議( )経て国会に(提出した→     )法案は、ほとんど(可決する→     )。



(^^)前課の解答(^^)
1) が/ピーク/が(「~のに」は因果の逆説→文型359)
2) を/に/を(他V)/ように(~ようになる→文型446)





477 ~を前に(して)/~に臨んで/~に面して

名詞: × + を前に(して)/を目前にして
        に臨んで/に臨み/に臨む+名詞
        に面して/に面し/に面する+名詞


--------------------------------------------------------------------------------
♪ 会話 ♪
山田:連休を目前にして、大きな商談が飛び込んできたね。
李 :まさに干天の滋雨だよ。これでわが社も一息つけるよ。苦あれば楽ありとはこのことだ。
山田:これで会社がまた軌道に乗るといいなあ。
佐藤:大仕事を前にして、捕らぬ狸の皮算用をしてる暇なんてないよ。何はさておき、行動開始だ。

♯ 解説 ♭
 「~を前に(して)/~を目前にして」は「(場面や時)を目の前にして」という意味で、時を取り上げるときは刻々と切迫しつつある時を表し、場面を取り上げるときは眼前の現象を表します。その用例のほとんどは「~に臨む」に置き換えられますが、臨場感や時の切迫感が強く表れるのは「~を前にして」です。
 なお、場所を表すときは「~に面する」も使えますが、位置を表すだけで、「海を前にした宿」のような波が眼前まで打ち寄せている光景は表せません。
  海を前にした(・臨んだ宿/・面した)宿  <(前方の)場所>
  試合を前にして(・に臨んで/×に面して) <こと>
  別れを前にして(・に臨んで/×に面して) <とき>

§ 例文 §
1.父の死を前に、母は呆然とたたずむのみだった。
2.お盆を前に、日本列島は里帰りの民族大移動が始まった。
3.残念なことに、そのスキーヤーは優勝を目前にしながら、骨折で欠場を余儀なくされた。
4.彼は危機に臨んで沈着冷静、難局に臨んで動ぜず、まさに帝王の風格がある。
5.もはや賽は投げられた。この局面に臨んでは、もはや一刻の猶予も許されない。


★ 例題 ★
1) それほどの札束(を前にしたら/に面したら)、誰だって目の色が(変える/変わる)(もの/こと)さ。
2) 農民たちは収穫( )前に、(忙しい→     )(そうだ→     )採り入れの準備をしていた。



(^^)前課の解答(^^)
1) 送って(=~てから/「~と」は条件)/経た/来ない
2) を/提出された(受身文)/可決される(~を可決する→受身文)





478 *~をめぐって/*~をめぐる

名詞: ×  +  をめぐって
          をめぐり
          をめぐる+名詞
          をめぐっての+名詞


--------------------------------------------------------------------------------
♪ 会話 ♪
李 :開放政策をとる国が増えたので、新市場をめぐっての競争は苛烈をきわめていますね。
課長:途上国サイドも開発資金獲得、民族資本保護、国民所得向上、国内の所得格差是正と課題山積だよ。
李 :一方の先進国では、福祉制度をめぐって国論が真っ二つに割れる例が多いみたいですね。

♯ 解説 ♭
 「~をめぐって」は下の図のように、何かを中心にして、その周りで起こっている様々な事象を取り上げます。類義の「~に関して」(→文型304)は関連する内容を取り上げますが、「~をめぐって」は内容ではなく、周囲で発生している出来事を取り上げると考えればいいでしょう。→例題1)
   図あり 
 更に類義語として「~にまつわる」(→文型304)がありますが「~に関して」の項で取り上げました。

§ 例文 §
1.原発の賛否をめぐって、議論が白熱している。
2.消費税法案が可決されたが、その内容をめぐって与野党間には解釈の違いがある。
3.社長の後任をめぐり、社内は専務派と副社長派のふたつに割れて対立している。
4.工事入札をめぐる贈収賄事件が明るみに出た。
5.教育改革をめぐっての議論の中では、知識詰め込み教育がもたらす弊害が中心テーマとなった。


★ 例題 ★
1) 中東の石油(に関する/をめぐる)大国の利権争い(によって/によると)、幾度も戦乱が(もたらされた/もたらした)。
2) 行政改革をめぐっては、国会( )も総論賛成・各論反対( )、少しも具体策が(出てくる→      )。



(^^)前課の解答(^^)
1) を前にしたら/変わる(自V)/もの(一般・普遍→文型420)
2) を/忙し(様態「そうだ」)/そうに(そうに+V)






479 ~を目指して/~に向かって

名詞: ×  +  を目指して/を目指し    ・
          を目指す
          に向かって/に向かい    ・
          に向かっての + 名詞
          に向かう


--------------------------------------------------------------------------------
♪ 会話 ♪
百恵:渡り鳥が一斉に北に向かって飛び立つ光景を見ると、冬の終わりを実感するわ。
李 : 同じ鳥が自分のいるところを目指して飛んで来るのを見て、遅い春の到来を知る人もいるわけだね。
山田: それで、李君は今晩も良子さんの待つわが家を目指してまっしぐらかい?伝書鳩でもあるまいに・・・。

♯ 解説 ♭
 「~を目指す」は「~を目標や目的にして」という意味を表します。一方「~に向かって」は動作の方向を表すもので、そこから進む進路・方角を表したり、動作の対象を表したりするようになります。用例の中では、どちらも使える場合もありますが、異なる使い方もあります。これは意味の違いが生むものです。→例題1)
  机に向かって(×を目指して)本を読む。
  教師に向かって(×を目指して)文句を言う。
  優勝を目指して(?に向かって)猛練習をする。

§ 例文 §
1.船は一路、西を目指して(⇔に向かって)進んだ。
2.彼は東大を目指して(×に向かって)猛勉強を始めた。
2.諸君、自らの目標に向かって(⇔を目指して)、振り向くことなく前に進め。
3.マラソン選手たちはゴールを目指して(⇔に向かって)ひたすら走り続けた。
5.親に向かって(×を目指して)馬鹿とは何という口のきき方か!


★ 例題 ★
1) 司法試験(に向かって/を目指して)学ぶこと十年、(きっと/やっと)念願の合格を(果たす/果たした)。
2) 師走とはよく言った( )( )で、年末( )向かうこの時期は誰もが(気ぜわしい→    )気に歩いている。



(^^)前課の解答(^^)
1) をめぐる/によって(→文型348)/もたらされた
2) で/で(だ→で)/出てこない(少しも~ない)






480 ~をもって/~をもってすれば/~でもって

名詞: ×  +  でもって       ・
          をもって
          をもちまして
          をもってすれば    ・
          をもってしても    ・


--------------------------------------------------------------------------------
♪ 会話 ♪
百恵:全員の協力をもってすれば、恐いものはないなんてかっこうのいいいこと言ったのは、どこの誰だっけ?
李 :徹夜の追い込みをもってしても、間に合わなかったんだから、しかたないだろ。もう一息だったのに。
山田:こんな無理な日程、何をもってよしとしたのか、理解に苦しむよ、本当に。

♯ 解説 ♭
 「~をもって」も「~でもって」の用法のいくつかを分担している複合格助詞で、書面や改まった会話で使われる表現です。以下のように、原因・理由のときは「~をもって」が不自然になることを除けば、「~でもって」に置き換えが可能です。
  拍手で(・でもって/・をもって)二人を迎えましょう。<手段・方法>
  60点で(・でもって/・をもって)合格点とする。   <基準>
  今日で(・でもって/・をもって)会社を辞めます。  <限定>
  戦争で(・でもって/×をもって)多くの人が死んだ。 <原因・理由>
 なお、「~をもって」は手段や方法を表すことが多く、「~を使えば・~を使っても」を意味する「~をもってすれば・~をもってしても」という慣用表現を持っています。

§ 例文 §
1.後日、書面でもって(⇔をもって)連絡いたします。
2.目には目を、歯には歯を。武力には武力でもって(⇔をもって)対抗する。
3.身をもって体験することこそ、何より重要だ。
4.おかげをもちまして、無事卒業を迎えることができました。
5.空手で鳴らした彼をもってしても、かなわなかった相手とあっては、私たちではとても歯が立ちません。


★ 例題 ★
1) 現代医学をもって(すれば/しても)結核やコレラは容易に治せる(ことに/ように)なったが、癌やエイズは未だに現代医学をもって(すれば/しても)治せないでいる。
2) これ( )もちまして、私の挨拶( )(かえて→      )いただきます。



(^^)前課の解答(^^)
1) を目指して/やっと/果たした
2) もの(→文型449)/に/気ぜわし(~げ→文型076)





481 *~を基に(して)/~が基になって

名詞: × +  を基に
         を基にして
         が基になって
         が基になり


--------------------------------------------------------------------------------
♪ 会話 ♪
課長:彼の意見を基にして判断すると、失敗するのはわかっているのだが、あれだけ熱心に説明されるとねえ。
李 :過去の経験を基に計画を作成するのは、もはや時代遅れです。ほとんどの条件が変わっているのですから。
課長:この件は私が来週まで預かっておこう。この問題は念には念をいれ、慎重に検討しよう。

♯ 解説 ♭
 「もと(基/元)」は「基礎・土台・根拠・見本・原形・素材」を意味する語で、「~を基にして」(「~が基になって/~が基になり」は自動詞用法)は主に製造・制作・創作などの「基礎・原型・素材」を表すときに使われます。
 注意してほしいのは「~に基づいて」(→文型344)との違いです。例えば「経験に基づく判断/法に基づき裁く/市場調査に基づく製品開発」のように判断や行動の根拠を表すときは「~を基にして」が使えません。どちらも成立する場合も意味には違いがあります。→例題1)
  事実に基づいて小説を書く。<根拠>
  事実を基にして小説を書く。<素材>

§ 例文 §
1.かびをもとにして作られた薬は多くある。
2.ひらがなやカタカナは漢字を基にして作られた。
3.日本文化は自然崇拝の神道が基になり、そこに漢文化や南方文化が融合して作られている。
4.最近は歴史ブームで、史実を基にしたドラマに人気がある。
5.現代科学は古代の数学や天文学などの知識を基にして発展してきたものだ。


★ 例題 ★
1) 古代都市は、物々交換の市場(が基になり/に基づいて)、社会の分業の発展と(つれて/ともに)(形成して/形成されて)きた。
2) この映画は実際に(起こる→    )冤罪事件( )基にして(制作した→       )。



(^^)前課の解答(^^)
1) すれば/ように(状態変化→文型446)/しても
2) を/に/させて(「使役形+てもらう」の用法→文型102)





482 ~をものともせず(に)

名詞: ×  +  をものともせず(に)
(注:前が句の時は「~のをものともせず(に)」の形になる)


--------------------------------------------------------------------------------
♪ 会話 ♪
山田:君も外回りが好きだねえ。雨で道が込んでるのをものともせずに、お得意さん回りかい?
百恵:あら、思いやりのないことね。どしゃ降りをものともせずになんて、社員の鏡よ、社員の鏡。
佐藤:言いたい奴には言わせておくさ。先輩の皮肉を背に受けながら出かけて行くヒラの悲哀は知る人ぞ知るさ。

♯ 解説 ♭
 「AをものともせずB」は「~を全く恐れないで/~を気にもとめないで」という意味を表します。困難や障害(A)を承知の上で敢えて(B)を選択するときの表現で、行為者の勇気や勇敢さに対する話者の賛嘆が込められています。
 類語語の「~をよそに」(→文型484)が「すべきことをしないで」という非難の気持ちで使われるのと対照的です。例えば同じ文脈で使っても、以下のように全く異なる評価になります。→例題1)
  吹雪をよそに、男は山に登った。   <無謀で愚かな行為>
  吹雪をものともせず、男は山に登った。<勇気ある行為>

§ 例文 §
1.消防隊は燃え盛る炎をものともせず必死の消火に当たった。
2.古代の日本人は荒れ狂う海をものともせず、新しい知識を求めて唐の国へと渡って行った。
3.逆境をものともせずに、彼は堂々とその試練に立ち向かっていった。
4.押し寄せる敵軍をものともせず、関羽軍は城を守り抜いた。
5.その青年は身体の障害をものともせず、車椅子で世界一周の旅に出た。


★ 例題 ★
1) 周りの中傷(をよそに/をものともせず)、彼は(どこまで/どこまでも)信念を貫き(抜いた/通した)。
2) かつて弾圧( )ものともせず、圧制( )(闘う→   )抜いた革命家たちがこの日本にもいた。



(^^)前課の解答(^^)
1) が基になり/ともに(→文型240)/形成されて(非情の受身文)
2) 起こった/を/制作された(非情の受身文)





483 ~を余儀なくされる/~を余儀なくさせる

名詞: ×  + を余儀なくされる ・
         を余儀なくさせる ・


--------------------------------------------------------------------------------
♪ 会話 ♪
山田:頼りの君が出かけていたので、会議では防戦を余儀なくされる一方だったよ。すんでのところで言い負かされるところだった。
百恵:あなたが戻るのを、今か今かと待っていたのよ。
李 :気は焦っていたんだが、ひどい夕立に遭ってしまってね、雨宿りを余儀なくされていたんだよ。

♯ 解説 ♭
 「余儀ない」は「他に方法がない・やむを得ない」を意味する語で、例文1のように単独でも使われます。そこから生まれたのがこれらの文語表現で、「~を余儀なくされる」と受身形を使ったときは、周囲の事情に強制されて「~するしかなくなる/やむを得ず~する」という不本意の選択を表します。また、「~に~を余儀なくさせる」と使役形を使ったときは、「相手に~を強制する」という意味を表します。
 なお、例文では取り上げませんでしたが、「~のやむなきに至った」も「~を余儀なくされる」と同じ意味を表しています。
  撤退を余儀なくされた。
 →撤退のやむなきに至った。
 →やむを得ず撤退した。

§ 例文 §
1.余儀ない事情で退社することになりました。みなさん、  これまで本当に色々お世話になりました。
2.経営責任を追及され、社長は辞任を余儀なくされた。
3.相次ぐ事故の発生で、政府も原発政策の再検討を余儀なくされた。
4.震災で避難所暮らしを余儀なくされた人々の胸に、将来の生活不安が重くのしかかった。
5.果敢な自軍の反撃によって敵軍に撤退を余儀なくさせた。


★ 例題 ★
1) 大雨(による/によって)土砂崩れで、工事は(遅れる/遅れ)を余儀なく(された/させた)。
2) 私たちは相手( )こちらの弱点を(突く→    )て、妥協を余儀なく(する→    )。



(^^)前課の解答(^^)
1) をものともせず/どこまでも/通した(→文型352)
2) を/と(相互行為は「と」)/闘い(→文型352)






484 ~をよそに

名詞: ×  +  をよそに
(注:前が句の時は、「~のをよそに」の形になる)


--------------------------------------------------------------------------------
♪ 会話 ♪
李 :お前は親の心配をよそに、毎日遊びほうけているが、   それでいいと思っているのか!
小平:今年いっぱいくらいは大目に見てよ。受験戦争をようやく突破したんだから。
良子:そういう人が家庭をよそに、自分だけ外で遊ぶような大人になるのよ。少しはパパを見習いなさい。

♯ 解説 ♭
 「よそ」は「無関心・ひとごと」という意味を表す語で、「~をよそに」は「~を無視して/~を他人事(ひとごと)のように」という意味を表す文型になります。「~を顧みず」(→文型459)や、「~に(も)かまわず」(→文型302)とも類義表現になりますが、「~をよそに」は知らん顔をして他人事のように振る舞う情景が浮かんでくる表現で、非難の感情が強く表れます。
  医師の忠告をよそに、毎日大酒を飲んでいる。
  医師の忠告を顧みず、毎日大酒を飲んでいる。
  医師の忠告にもかまわず、毎日大酒を飲んでいる。

§ 例文 §
1.彼は大学入試をよそに、毎日、麻雀に興じている。
2.核廃絶決議をよそに、一部の国は核実験を再開した。
3.掲示板に「収集日以外にゴミを出さぬこと」と書いてあるのをよそに、ゴミ袋が山のように積まれていた。
4.国民の非難をよそに、その汚職政治家はまたしても代議士に返り咲いた。
5.沖縄県民の反対の声をよそに、国会では米軍基地の存続を図る特別措置法が可決された。


★ 例題 ★
1) 地域住民の不安(をよそに/をものともせず)、原子力発電所の建設(が/を)(強行した/強行された)。
2) 医師から( )忠告( )よそに、彼は毎晩( )ように酒浸りの生活を続けた。



(^^)前課の解答(^^)
1) による(理由・連体用法→文型346)/遅れ/された
2) に/突かれて(受身文)/された






485 ~んがため(に)

動詞:[ない]形  +  んがため(に)
             んがために(は/も)
             んがための + 名詞


--------------------------------------------------------------------------------
♪ 会話 ♪
課長:飛び出した子供をよけんがために、とっさにハンドルを左に切って、電柱にぶつかりましてね。
部長:君もついてないな。子供をよけ損ねた上に、電柱じゃあねえ。あそこは道が急に狭くなっているしな。
課長:一瞬先は闇とは言いますが、安穏な老後を得んがためにがんばってきたのも、一瞬にして水の泡です。

♯ 解説 ♭
 「~んがため(に)」は動詞の「ない形」に接続して、現代語の「~するために」と同じ目的を表す文型になります。話し言葉として使われることはほとんどありませんが、書面語としては今も使われています。「する」と「来る」は「する→せんがため/来る→こんがため」の形になりますから、注意しましょう。
  行く→行かんがため=行くために
  する→せんがため=するために
  来る→来(こ)んがため=来るために

§ 例文 §
1.富と地位を得んがために、彼はいかなる手段をも使った。
2.自らの罪を逃れんがため、彼は虚偽の証言をしたばかりか、他人に罪をなすりつけた。
3.大の虫を生かさんがためなら、小の虫を犠牲にするのもやむを得ない。
4.強くならんがためには、自分より強い相手にぶつかれ。
5.厚生省にエイズ薬害の事実を認めさせんがため、患者や支援団体がハンガーストライキに突入した。


★ 例題 ★
1) 彼は(くる/きたる)大会で昨年の雪辱を(果たす/果たさ)んがため、厳しい練習を(重ねている/重なっている)。
2) 彼は一刻も早く上司( )その情報を(知らせる→   )んがため、車を(走った→     )。



(^^)前課の解答(^^)
1) をよそに/が/強行された(非情の受身文)
2) の/を/の(Nの+ようだ」)





486 ~んとする

動詞:[ない]形  +  んとする
             んとしている


--------------------------------------------------------------------------------
♪ 会話 ♪
課長:何っ!説明資料ができていないだって?会議まであと五分足らずににならんとしてるのに、何たるざまだ!
山田:後はコピーをするだけですから、先に行っててください。何としても間に合わせますから。
李 :その作業は僕が引き受けた。プロジェクトが立ち上がらんとしている時に、担当者の君の遅刻はまずいよ。

♯ 解説 ♭
 「~んとする」は「~(よ)うとする」(→文型441)の古い形で、今日では古い文体の書面語として残っているだけですから、意味が分かれば十分でしょう。
 「~んとする/~(よ)うとする」は、無意志性動詞(≒自動詞)につくときは、例文1~3のように事態発生の直前状態を表し、人を主語とし意志性の動作動詞(他動詞)につくときは、例文4、5のように「(動作を)しようと試みる」という意味を表します。
  夜も明けんとする=夜も明けようとする <直前状態>
  立ち上がらんとする=立ち上がろうとする<直前動作>

§ 例文 §
1.西の空は夕焼けで、日はまさに沈まんとしていた。
2.今年もまた、あと一日で終わらんとしている。
3.ローマ帝国は、今やまさに崩壊せんとしていた。
4.私が出かけんとすると、妻が私を呼び止めた。
5.君が言わんとすることは、わからないものでもないのだが、みんなを説得するのは容易ならざることだ。


★ 例題 ★
1) 私は彼を(止める/止め)んとしたが、彼は(振り向く/振り向こう)ともせず、戦場(に/へ)と向かった。
2) 時、まさに風雲急を(告げる→    )んとしているとき、希代の英雄曹操はこの世( )生をうけた。ここに三国志の時代の幕は切って(落とした→ )。



(^^)前課の解答(^^)
1) きたる/果たさん/重ねている(他V)
2) に/知らせん/走らせた(自Vの使役文)





487 ~んばかりだ/~んばかりに/~んばかりの

動詞:[ない]形  +   んばかりに
             んばかりの + 名詞
            んばかりだ


--------------------------------------------------------------------------------
♪ 会話 ♪
百恵:真理さん、今にも泣かんばかりの顔してたわよ。何かひどいこと、言ったんじゃないの?
佐藤:押さえて注意したつもりなんだがねえ。やはり女性は苦手だよ。あ~あ、結婚に自信をなくしちゃったな。
李 :「雨降って地固まる」さ。本音が出し合えなくなったら、夫婦はおしまいさ。佐藤、いいから謝って来なよ。

♯ 解説 ♭
 「~んばかりだ」は動詞の否定形(「ない」形)と接続して、「今にも~しそうだ」と同じ意味を表します。様子や程度を形容するために使われることがほとんどです。口語として使われることは少ないので知識として持っていればいいでしょう。
  泣き出さんばかりの顔 =今にも泣き出しそうな顔
  椅子が今にも壊れんばかりだ =椅子が今にも壊れそうだ
 なお、「~と言わんばかり<=「~とばかり」>」(→文型222)という文型も、この「~んばかり」から作られたものです。→例題1)2)

§ 例文 §
1.「黙れ」と言わんばかりに、教師は私をにらみつけた。
2.その犬は私を見ると、噛みつかんばかりに吠え立てた。
3.10年ぶりに中国の友人宅を訪ねると、家中の人が私に抱きつかんばかりに歓迎してくれた。
4.米軍によるイラクへのミサイル攻撃をテレビで見ながら、僕は怒りで胸も張り裂けんばかりだった。
5.その知らせを聞いたときの彼は、まるで跳び上がらんばかりの驚きようだった。


★ 例題 ★
1) その男は今にも(殴りかかる/殴りかから)(とばかり/んばかり)の形相で、私に詰め寄っ(てきた/ていった)。
2) 彼女の家に行くと、彼女から「今すぐ帰れ」と(言う→   )んばかり( )嫌な顔を(した→   )。



(^^)前課の解答(^^)
1) 止め/振り向こう(→文型441)/へ(~へと→文型387)
2) 告げ/に/落とされた(非情の受身文)





資料來源:日本語能力試驗中心


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